1話 謎の少年(黄赤)
夜の校舎に静寂が戻る頃、生徒会の仕事を終えた黄は書類をまとめ、静かに立ち上がった。
「……今日も遅くなってしまいました」
時計の針は終電ギリギリを指していた。
校門を出て、普段は通らない裏路地へと足を踏み入れる。少しでも早く帰ろうと、近道を選んだのだった。
薄暗い路地の片隅に、誰かが座り込んでいる。制服を着たまま、ぐったりと項垂れていた。
「……大丈夫ですか?」
声をかけた瞬間、その人影がゆっくりと顔を上げる。
赤い目、透き通る肌。異質な雰囲気に、黄の胸がざわめいた。
「ッ……!?」
次の瞬間、その少年は黄の首元に勢いよく飛びついてきた。
「なっ……何をしているんですかっ!」
驚いた黄はとっさに少年を押し返す。
力なく弾かれた少年は、その場にへたり込んだ。肩で息をしている。
――明らかに、弱っている。
黄は動揺しながらも、その場から逃げ出した。
胸の奥に、得体の知れない不安を残したまま。
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翌日の夜。
また生徒会の仕事で下校が遅くなった黄は、なぜか昨日と同じ路地へと足を向けていた。
(まさか……また、あの子が)
不安とともに暗がりを覗くと、そこには案の定、あの少年の姿があった。
だが、今度は見知らぬ男が彼に絡んでいた。
「ねぇ君、俺と遊ばない?」
「……遊ぶって、どういうこと?」
「気持ちいことだよ。ふふ、君なら絶対好きだと思うな」
「じゃあ……俺のお願いも、聞いてくれる?」
「うん♡聞いてやるよ」
男が赤のズボンへ手を伸ばしかけたその瞬間――
「そこまでです」
路地の奥から、黄の声が響いた。
凛とした声音に、空気が一気に張り詰める。
おひさしぶりぶりざえもん🐖🐖🐖
今度友達と福岡のexpoに行くことになった✌️
楽しみだうぇーい(՞ټ՞☝︎
続き結構書いてるけどまじおもろいと思うよ
投稿頻度は正確には決まってないけど
♡が1000超えたらすぐに続き出すつもり
超えなかったら気が向いたら出しまーす。
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