主「わ、わわぁ…!!✨️」
好機の目で階段をおりてきた青年を見つめる。
サラサラと揺れる白と黒のグラデーションの長い髪の毛は風鈴のような美しさがあった。
まるで、シャラリ、カラン、と音がするようだ。
ベリアン ベレン「…!!」
主「えへへっ…たくさんみんなのおとももちきたねぇ…!」
ここには、4人の霊が集まっている。執事たちの、大切な人達だ。
ルカス「凄い…こんなことが…有り得るなんて…!」
ハナマル「…ははっ、主様には驚かされてばっかだな…」
ハナマルは○○の頭を優しく撫でる。
主「んふ~…あ、でもねぇ、だれでもみえるわけじゃないんだよ!」
ユーハン「それは、一体どういうことですか?」
主「あのねー、んーっとねー、なんていうのかなぁ?」
うーんうーんと頭を唸らせる○○の横にジェシカが座り込む
ジェシカ「なんかが関係してんだよなー」
主「うん!!!!」
ジェシカ「お、いい返事」
えらいえらいと褒めるように、○○は頭を撫でられる。まるでこれが初めてではないように。
バスティン「ジェシカ、慣れているな。」
ジェシカ「…あー、まぁな。」
バスティン「なぜ濁す、隠すことでもないだろう?」
ジェシカ「あはは、まぁ、そうなんだけどよ。ま、いっか。」
ジェシカ「俺、こいつとはじめましてじゃねえからさ」
バスティン「…は?」
ジェシカ「いや〜、○○は覚えてないけど、一回会っててな、その時めちゃくちゃ頭撫でてくれって頼まれてさ。まぁ、寝ぼけてたし覚えてないのも当たり前か…」
テディ「…!あ、主様!もしかして、ジェシカさん以外にも会ったこと、あるんですか?!」
主「んー?うん!あるよー!」
フェネス「あ、主様、た、例えばどんな人に…?」
主「んー?えぇっとね〜、ん〜?どんなひと?」
トリシア「私とも会ったことがあるのよ!でも寝ぼけてたんだから!」
アレク「僕とも会ったことあるんだよ、その時も寝ぼけてたけどね」
ミヤジ「…主様はお寝坊さんだね…ふふ」
ベリアン「…でも、いつも寝ぼけていた時だけに会えていた幽霊たちが…なぜ今会えているんでしょうか…」
主「あ!○○ね、いっこおぼえてる!あのねーきょーはね!なんか、ぽわぽわ~がみえるの!」
フルーレ「ぽわぽわ…?」
主「うん!しろとむらさきのね、ぽわわぁんってやつ、あ!あそこだよ!とりしあちゃんの、ほらここ!!みえるぅ?」
何かを必死に伝えている。一体彼女には何が見えているのだろうか。
コメント
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会ったことあるのか…○○ちゃんすげぇ。 ぽあぽあ…なんだろう🤔💭
え、すご好きです()
白と紫?( ˙꒳˙ )