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「まず、あなたは一体…」
「お主、まさか…この我を知らぬのか!?」
「我は神獣で有名な九尾である!」
九尾….。
気づかなかったがその狐のしっぽは
確かに9本生えていた。
ほっぺをつねって夢か確認したが、
どうやら夢では無さそうだ。
「巫女になったところでどんなメリットが…」
「うむ…そうじゃな…。」
「お主神社が好きなのじゃろ?」
「だったら『裏神社』に行ってみたいと思うわんか?」
「裏神社…?」
「普通の人間じゃ行けないところにある神社のことじゃ」
確かにそこは見てみたい。
けれどもさっき言ってた簡単じゃない仕事って
どんな仕事なのかな…。
でも、多分対して難しくないでしょ。
「私、巫女になる」
「お主、話が早いのう」
「じゃ、我に1度着いてきてもらおう」
そう言ってその九尾は本堂の扉を開けて
中に入っていった。
そのとき背中に寒気がしたが、
気にせず私は着いて行った。