※ももせさんのコンテスト参加作品です。
※気付いたら2000字ほど書いてました。
※長々とお目汚し失礼します🫠
「りうら、ぁ……っ、」
「なぁーに、ないくん」
蕩けた声と瞳で、こちらを見つめてくるないくんに甘い声で返す。
「も、くちやら、っ」
そう言うないくんの熱い口の中に指を入れて、少し動かせば可愛らしい声を出して、感じ入った様子のないくん。
「口で感じるようになっちゃんだ?」
「りぃ、ら、のせい、っ」
「ふふ、かーわい。」
「っ、!?」
睨みつけてくるないくんの上顎を軽く擦れば、大きく体が跳ねた。
上気した頬。蕩けた瞳。シミを作ったズボンの秘部。
開発完了かな。
美味しそうに食べ物を頬張るないくんに、ふと、ほんとに突然。
えろいと思った。
そして、口内を開発したいと思った。
耳とか胸とかは既に開発済みだし、口開発して今でさえキス下手っぴなないくんがもっとトロトロになっちゃうのは面白そうだし。
そうと決まれば、……
「ないくん、りうらお風呂入ってくるね」
「んー、早いね?」
「りうらもうお腹いっぱいだしwないくんはまだ食べるつもり?」
「うん!りうらの料理美味しいんだもん……!」
「ありがと。でもダイエット中でしょ?程々にしときなね?w」
「う゛……」
別に焼いたらカロリー飛んでカロリーゼロだし、なんて言ってお肉を口に放り込むないくんに苦笑しながらお風呂に向かった。
さて、どんなプランを立てようかな。
お風呂から上がれば、流石にもう食べ終わっていたようで。洗い物も終わっている。
「洗い物やってくれたの?ありがとう!!」
「流石にそれくらいやるよwご馳走になった身だし」
スマホから視線を外し、こちらに笑いかけるないくん。かわいい。
「ていうか、ないくん食べ終わってから結構経ってる?」
「まぁ、りうらお風呂長かったし。」
それは好都合。
作戦実行といきますか。
「じゃあ、ないくん歯磨いて上げる」
「えっ、もう!?てかなんで急に!?」
急なりうらの発言に混乱してる様子のないくん。
でも、りうらはこれを言えばそんなないくんの混乱さえも一瞬で吹き飛ばし、ないくんが大人しく従ってくれる魔法の言葉を知っている。
「あーあ……、折角膝枕してあげようと思ったんだけどなー」
わざとらしく、膝枕の部分を強調して言うと、ないくんは目をキラキラと輝かせこちらに向かってきた。
ソファに腰掛け、自身の膝を軽く叩けば、なんの躊躇もなく太腿に頭を乗せてくるないくん。
従順なないくんに、犬のゴロンみたい、なんて思う。
誰にでもこんなだと心配になるけど、そんなことはないと信じて。
歯を磨く前に、ちょっとした出来心で八重歯に触れてみる。
「……?いうあ?」
口が閉じれなくて母音しか喋れなくなってるないくんがかわいい。
「ごめんwなんでもない、」
誤魔化しながら歯磨き粉(in媚薬)を歯ブラシに付けて磨き始める。
「痒いとこはございませんか〜」
「ふぁーい……w」
たまに声を掛けたりしながら磨き進めていく。
時折、上顎をつついたり、左手で耳を触ってみたり、意地悪をしながら。
「ん、っう、」
しばらくすれば、媚薬が効いてきたのか、小さく声を漏らしながら弱々しく袖を掴んできたないくん。
「ん、んー、……!」
必死に何か喋ろうとしてるの可愛いな、なんて思いながらないくんの上体を起こして唇を塞いだ。
歯ブラシはテーブルに用意していたタオルの上に置いて。
突然のことにないくんは、口を離そうと胸板を押してくる。
が、まぁ快感を拾いやすくなったないくんの身体でそんな力が出るはずもなく、キスが激しくなるだけだった。
舌を絡ませ、普段より甘く感じる唾液を吸う。
媚薬の効果からか、もう目は蕩けてるし、腰も少し動いている。無意識だろうけど。
ごくん、と喉を鳴らし唾液を飲んだとこで一呼吸おく。
「り、ら、……っきたな、ぃよ、?」
「んー?ないくんに汚いとこなんて無いよ。唾液、甘くて美味しい。」
妖しげに微笑めば、顔を赤くさせるないくん。
こんなので照れちゃうの。ほんと。かわいい。
「ないくん。口、あー……てしてみて。」
「あ、ー……?」
ないくんの口内に指を3本位突っ込み、バラバラに動かしてみる。
「んっ、ぅ、あ……」
「口、気持ちいい?」
「ん、ん……っ、」
気持ちよさそうに目を細め、こくこくと頷くないくん。
「口だけでイけるように頑張ろうね、ないくん、」
甘い声で、愉しそうに言う。
桃色の瞳の奥が期待に揺れた気がした。
コメント
1件
うわぁぁ赤桃や、最高✨ しかも口を開発…そんなみたことないから最高だ! コンテスト参加ありがとうございます💗🫶🏻