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庭園敷地内__
「異能力:汚れちまつた悲しみに:重力操作。さて、どっから探すか…ッとッ!危ねぇ!何だ!?」
「うふふ。魅了の異能をかけましたわ。この異能は貴方が本当にお相手が好きかどうかで効き目が変わりますわ。」
「本当に好きか?そんなの言わなくてもわかるだろ。」
「いいえ、私、ポートマフィアですから。中原幹部。」
「…お前、見たことある顔だと思ったら、姐さんとこの部下か。」
「ふふ、覚えていただいて光栄ですわ。さて、お兄様は紗雪さんを。貴方の事は…私が貰いますわ。」
「何だと?そんなルールは聞いてねぇぞ。それに、紗雪は姐さんのお気に入りだ。下手に手を出せば…」
「そんな事、分かってるよ。ねぇ、葉月。」
「あら、お兄様。勿論ですわ。」
「中也君。紗雪ちゃんはお気に入りであるからこそ、有力な人質になるんだよ。」
「如何云うことだ。」
「つまり、首領や幹部のお気に入りである程、紗雪ちゃんは有力なポートマフィアへの干渉材となる。
お気に入りを人質に取られては下手に手出しは出来ないだろう。僕は、紗雪ちゃんを手に入れたら何処に行くにも一緒に行く。離れる隙は与えないよ。」
「…ふざけんなよ…俺の大事な紗雪にそんな事させるか!」
「じゃあ、精々頑張って下さい。そろそろ妹の異能も効いてくるところですよ。では。」
「頑張ってくださいね。中也さん。」
「…チッ」