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No.3 花落ちる時、君想ふ。
🐻「花なんて、ただの飾り物でしょ」
🐰「飾り物も…間違ってはないけど、花言葉とか色んな意味があって、僕の思う花は”ただの”飾り物ではないよ」
優しく語る君。そういや君の家は花屋だった。
🐰「もうすぐ母の日だし、テヒョンイもお母さんにプレゼントしたら?」
🐻「僕の母さん、花なんか飾らないし、…」
僕の母さんはいわゆる毒親。
門限は守りなさい。
勉強しなさい。
お兄ちゃんなんだから~~…
大っ嫌いだ。だからこそ毎日外に出て、グガの家まで散歩する。グガん家の花の香りにはなれないけど、グガも、グガのお母さんも、みんな優しい。
🐰「う〜ん…、やっぱ無難に赤かなぁ」
庭のバケツの中から、ガサゴソと花をいじる君
🐰「花はね、好きな人とか 感謝する人に渡すんだ」
あー、そんなことも言ってたっけ…
忘れたくない。でもだんだん、君との時間を忘れていってしまう…
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
9月3日
グガを家に連れてきてから2日
そういえば、あの日倒れていた時、君が片手にビニール袋を掴んでいたことを思い出す。
どこに置いたっけ…確か玄関…
今日はもう遅いから、明日中身を見てみよう…
2日目 終了
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