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私の名前は村岡 麻衣。
そしてそんな私の彼氏は、渡辺翔太。
生粋のツンデレで、ツンがおおく、結構ひどい。
私の前で平気でほかの女を可愛いって言うし、愛してるなんて言われたことない。
どうにかして振り向かせてやりたくて、料理教室に通うことにした。
“Let’s party time‼️”
その見出しに心を奪われ、応募した。
私「こんにちは…」
宮「こんにちは🌹」
薔薇を持って、おしゃれなエプロンに身を包んだこの人。
それは、私の幼馴染だった。
宮「ま、まい?」
私「涼太、?」
宮「料理教室、きたの?」
私「うん、」
宮「なんで、?」
私「彼氏振り向かせたくて、」
そう言うと、涼太の顔がちょっと変わった。
宮「そっか、彼氏、ね」
そういうと同時に、また人が入ってきた。
?「涼太ぁ、〜?」
宮「……なに、。」
?「ひどぉい〜、」
宮「あ、勘違いしないで、ただの友達だから、!」
?「友達じゃない!恋愛対象でしょ?」
宮「どうかな、」
宮「この子、村上佳菜子っていうの。」
村「私 の涼太、取らないでね?」
それからも人が入ってきて、10人くらいになった。
宮「じゃあ、始めましょうか。最初は卵焼きから。」
そういって、卵焼きの焼き方を教えてくれる。
全然上手く巻けないと、フォローしながら、後ろから手を握って助けてくれる。
私「優しいとこかわってないね、」
宮「麻衣も何も変わってないよ、」
宮「相変わらず可愛い、笑」
それだけ言うと照れたようにあっちの方に行った。
それから戻ってきて、
宮「ごめん、彼氏いるんだよね、気にしないで」
人に可愛いって言われたのが久しぶりで、泣きそうになった。
こんなに私のこと気にかけて、優しくしてくれる。
久しぶりに人のあったかさを感じた気がした。
宮「はい、今日はこれで以上です。」
帰ろうとすると、肩を叩かれた。
宮「これ、彼氏さんに。」
差し出されたのは、上手な卵焼きだった。
私「ありがとう、!」
その卵焼きは、涼太みたいにあったかかった。
私「…ただいま、」
返事はない。
これが私 の日常。
家にいるのかもわからない。
しばらく経ったあと、
部屋から出てきて、
渡「……腹減った。飯。」
と言ってくる。
私「はい、これ。」
渡「なにこれ。」
私「卵焼き」
渡「足りねぇんだけど。冷めてるし。」
私「じゃあもう一品作るね、レンチンしとくし、」