うるさんリクエスト!
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「……どうした?」
岩本くんの声は、耳のすぐ後ろ。
背後からぴたりと密着されて、背中には岩本くんの固くて温かい胸板がぴったりと張りついていた。
「ぁ、く……ぅ、岩本くん……」
息が乱れて、喉の奥で声が絡まる。
それでも指の動きは止められない。
自分で触れる自分の身体を、じっと後ろから見つめられているのが、たまらなく気持ちよかった。
「自分で触るの、そんなに気持ちいいのか?」
耳元に、囁くような声。
低くて、熱っぽくて──ぞくりと背筋が震える。
「……そんな、見ないで……っ」
「やだよ。目黒が、俺の腕の中でどんなふうに気持ちよくなるのか……ちゃんと知りたい」
そう言って、岩本くんの手が俺の腰にそっと添えられた。
まるで逃げないように、でも優しく支えるように。
「……可愛いな、目黒」
その言葉が、決定打だった。
名前を呼ばれて、可愛いと囁かれて、背中には熱い体温と硬い筋肉。
「んっ……ぅ、もう……だめ……っ」
岩本くんの視線と声だけで、身体は敏感に反応してしまう。
恥ずかしいのに、嬉しい。
見られていることが、感じている姿を知られていることが、どうしようもなく興奮に火をつける。
「ちゃんと、イけよ。俺の腕の中で」
その声に導かれるように、震えながら、果てた。
静かな部屋に、乱れた呼吸がしばらく残った。
「なあ、今度は……俺にさせてよ」
背中越しに聞こえたその声は、甘くて熱くて、心をまた震わせた。
コメント
1件
ありがとうございます ‼️‼️‼️😭 いつも最高 ‼️‼️🫶🏼