カッターの刃が首筋に触れた瞬間、康二の中から全ての抵抗が消え失せた。しかし、Aはそんな康二の諦観すら気に入らないようだった。
A「抵抗すんなよ…いつまでもごたごたうるせぇんだよ!!!」
Aはそう怒鳴ると、近くにあった会議用の長机を思い切り蹴り上げた。
ガッシャーン!と凄まじい音を立てて、上に置かれていた資料やペットボトルが床に散らばる。康二はビクリと肩を揺らしたが、動くことはできなかった。
A「お前のせいで、俺の予定がめちゃくちゃなんだよ…!」
意味のわからない逆恨みを口にしながら、Aは康二の胸ぐらを掴むと、乱暴にTシャツを引きちぎるように脱がせた。
この一週間でさらに痩せた体と、痛々しく残るいくつもの痣が、薄暗い部屋の照明に晒される。
そして、Aは再びカッターを手に取ると、その刃先を康二の下腹部に、躊躇なく突き立てた。
「っ……!!!」
皮膚を裂き、肉を抉る鋭い痛み。
熱いものが、腹から流れ出す感覚。声にならない悲鳴が、康二の喉から漏れた。
🧡いだぃ…っ、いや…ごめんなさい…!
痛みと恐怖で、生理的な涙がボロボロと溢れ出す。麻痺していたはずの心が、悲鳴を上げている。
🧡あやまるから…ゆるして…っ、な、殴っていいから…!だから、これだけは…!
必死に、途切れ途切れの言葉を紡ぐ。
🧡せめて…メンバーにはバレたくない…っ
もう自分の体がどうなってもいい。
でも、グループだけは。みんなの未来だけは、自分のせいで汚したくない。
それが、康二に残された最後のプライドであり、唯一の願いだった。
しかし、その願いは、最も残酷な形で踏みにじられる。
Aは、そんな康二の懇願をせせら笑うと、カッターでできたばかりの生々しい傷口を、容赦なく、何度も、何度も蹴りつけた。
🧡ぐっ…!あ”…っ!がは…っ!
裂けるような激痛。傷口が開いて、さらに血が溢れ出す。
体を丸めて蹲る康二の腹を、Aは執拗に狙い続けた。
痛い。痛い。痛い。
もう、何も考えられない。
メンバーにバレたくない、という最後の願いすら、この激痛の前では意識の彼方へと消し飛ばされていった。
コメント
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Aマジで許さん!!! 成敗してくれるわ!!! 続き楽しみ!
メンバーはよ来て!!はよ康二を助けてー!