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冷房の効いた一室
温かな香りが部屋中に立ち込める
鮮やかな明るい色の紅茶が3カップ並ぶ
穏やかな空気と和やかな会話、幸せで至福の午後の一時
サク、とマカロンを頬張るその姿は、戦闘狂とは到底思えないだろう。
「どぉ?」
「めっっっっっちゃ美味い」
「ほろ苦さの中にも甘さがあって最高かよ…」
「この味初めてなんだゾ…!✨️」
俺の新作マカロンちゃん達を愛でる甘党3人
いつもは血を見てニヤニヤしてるくせに…
「ふーん♪何味か当ててみ?」
「…抹茶ラテとか?」
「マンちゃんはなんで分かるん…」
「海外で人気のやつだったんやもん♪」
自信満々に答えて、満面の笑み
すでにチェック済みとは…
オスマンは大体何でも知ってる情報通
勿論戦闘スキルはトップクラス
抹茶ラテの元は、兄さんのやつを貰ったショッピから貰ったやつだ。
兄さんは海外から色々と持ってくるけど…全部良いやつとは限らへんから、必ずショッピ経由のモノを貰う
「それにしてもグルさん、最近戦争少なくないスカ 」
「あぁ、来週に大きいのが控えとるで」
「ゑ”、」
トントンもまた戦闘狂の一人で、書記長さん
だからなのかしらんけど、頭の回転が異常に速い
冷静な顔で爆発的発言をしたのはこの波乱万丈な組織を統一する権力の保持者。
グルッペン、絶大な権力と戦略家の才能を持ち合わせた人
…なぜこんな和やかな場面に突入したのか?それは、
▷
時を遡り朝食時
「いただきます…」
「ゾムさん今日元気ないなぁ?」
「シッマが元気過ぎんねん」
超音波級の笑い声を発するコネシマは、
幹部の準リーダー的ポジで、皆からの信頼がある。
もちろん弄りがいもある。
『心がない』と彼はよく言われるが、
意外と周りへの気配りが上手い
今も、違和感に気づくのが速すぎる。
「んぁ~…今日悪夢見てん…調子悪い」
「朝悲鳴上げて飛び起きてましたし…大丈夫ですか?」
「あーあ、エーミール君は俺のこと、悪夢程度で鬱になる奴だと思っとるんや。ふーん傷ついたぁ」
「え?あー…のそういうつもりでは…なi」
「わーひどいひどいー」
「チーノお前棒読みが過ぎるぞw」
「「「「wwwwwwwwwwwwwwwwww」」」」
皆の笑い声にほっとした。
自分から出る痛々しい音なんて、耳に残したくない
いつも波乱の連続で、予想外なことばっかりで、すぐにやらかすのにすぐにカバーが入る
内ゲバなんてしょっちゅうなのに、秒速で仲直りする
がははは、って下品な笑い声を立てても、誰も御咎めなし
この環境が、この、空気が、空間が、大好きだから
はやく、いつも通りに戻りたいと思って、
思ってもいないような発言に出てしまった
「グルッペン、そのー…午後にお茶会でも、…どぉ?」
恥ずかしくて、言葉を喉奥から絞り出した
空いても少し驚いていた。普段は誘われ、頼まれる側だ
でも、すぐに返ってきた言葉はあまりにも肯定的だった
「じゃあオスマンとトントンも呼ぶわ。マカロン所望で」
「…え、ええんか、?」
「逆になぜ駄目なんだ?」
「期待しとるからな♪」
即効でノってきて、ちょっと傲慢で、さらには他も巻き込んで、
そんなあなたの後ろ姿が、俺の心を少しでも癒してくれた
わこマリ。
一気に雰囲気が変わって混乱しているそこの貴方様、
少しわかりにくい説明をしようじゃないですか(-_-;)
一話目と二話目前半、暴力的で、いじめ、嫌われが起きている世界線
…まぁ、世界線Xってよんでるよ。
それと、二話目後半と三話目、和やか仲良し愛されている世界線
…これを世界戦Yってよんでる。
その二つがぐちゃぐちゃになるっていうカオスストーリーになるよ
あ、雰囲気がX、Yのどちらでもないと感じたら、
新しい世界線ってことだね★
…脳内の整理、こちらも頑張っていますので、
何卒宜しくお願いします~
おつマリ。