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水出し茶
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Nora
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私はいい子だから、あまり人に迷惑をかけていないつもり。
食事を残すこともないし、騒がしくすることもない。
私はいい子。だから必要とされてるって思ってた。
だけど蓋を開いてみればいい子だからと放置されて雑に扱われる。
私は都合のいい子。扱いやすい子。
どんなに雑に扱ってもいい子だって思われているみたい。
私はいい子だから大丈夫、見なくていいって思われているみたい。
いい子だから見てほしいのに、頑張ってるから認めてほしいのに。
私が泣いたら面倒そうに対応されて。
私は泣いても雑に扱われるんだなぁって失望して。
自傷しても気づいてもらえなくて、心配してもらえなくて。
じゃあ私なんて要らないじゃないって思った。
私なんて居ても居なくても変わらない存在だから。
そう思ったら胸に穴が空いたようで、体がずんと重くなった。
私の頑張りは誰にも見てもらえない。私の我慢は誰にも理解してもらえない。
じゃあ私は何のために頑張ってるの?私は何のためにいい子にしているの?
だけど今更悪い子になんてなれない。
人に迷惑なんてかけられない。
これからは人に気づかれないことを活かして生活するべきなのだろうか。
これからも誰にも気にかけてもらえないまま生活しなくてはいけないのだろうか。
そんなのは嫌だ。耐えられない。
だけど迷惑はかけたくない。
二律背反の思考。
適度が分からぬ人間の末路。
私はただ黙したまま求めるしかない。
黙したままでは得られないものを。
誰か助けて、も、誰か気づいて、も言えないまま。
あぁ、薬が飲みたい。
何もかも忘れて眠りたいから。
寝ている間だけが心休まる唯一のときだから。
コメント
1件
うわあ…このエピソード、胸がぎゅっとなりました。「いい子」という言葉が持つ二面性——本人は承認を求めているのに、周りは「扱いやすい」としか見ていない残酷さ。特に「泣いても雑に扱われるんだなぁって失望して」の一文が刺さりました。頑張れば頑張るほど報われない構造、その空白を埋めようとする自己破壊行為…読んでいて苦しかったです。MAKOさんはこの絶望感をとても丁寧に描いてくれていますね。何も言えないまま「求める」しかない主人公に、どうか誰かが気づいてほしいと願わずにはいられませんでした。