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自分夢の中
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Hoicoro
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ここ数日間、柔は俺に対して完全に心を閉ざしていた。2人きりの部屋にいても視線を合わせてくれず、話しかけても「うん」「そうだね」と冷たく返されるだけ。お仕置きの激しさも、耳元での甘く重い囁きも、何一つ与えられない空白の時間が、俺の精神を確実に引き裂いていった。
(嫌われた……? 俺、何か悪いことした……っ?)
拒絶される恐怖で胸が締め付けられ、この数日、ご飯も全然喉を通らなかった。
細い身体がもっと細くなり寝不足と不安で視界はいつもかすんでいる。柔の体温がないと、俺は息の仕方も分からなくなるのに。
そして今夜、ついに俺の限界は訪れた。
薄暗いリビングのソファーに座りスマホを見ている柔の前に、俺はふらふらとした足取りで歩み寄った。そのまま、柔の足元へ崩れ落ちるようにして両膝を突きガタガタと震える手で柔に縋り付いた。
「じゅ、う……っ、おねがい、もう無理や、許して……っ!」
俺の目から涙が溢れ出す。
「俺、何でもする……っ! じゅうの言うこと何でも聞くから、だから……っ、見捨てんといて……っ! 柔がいないと、俺ほんまに死んでまう……っ!」
泣きじゃくりながら足元でボロボロになって乞う俺を柔は見下ろした。
この数日間の拒絶はすべて俺を自分の檻から一歩も出られなくするための、柔の計算通りの調教だった。
「あはは、本当にボロボロだね、しゅんた。ご飯も食べてないでしょ。……俺がいないと、そんなに何もできなくなっちゃうんだ」
柔は俺の髪を愛おしそうに掴み上げると無理やり俺の顔を上向かせた。
「うん……っ、じゅうがいないと、生きていかれへん……っ!」
「やっぱり俺がいないとダメだね。しゅんたの身体も心も、俺がいないと死んじゃうようにできてるんだ。……じゃあ、たっぷりご褒美をあげる」
柔は俺をソファーの上へと乱暴に押し倒すと、シャツをブチブチと引きちぎるようにして脱がした。
数日ぶりの柔の強い力、そして冷たい指先が肌に触れた瞬間、恐怖の限界だった俺の身体は、それだけで強烈な快感に跳ね上がった。
「あ、んっ……! じゅう、柔太朗ぉ……っ! 会いたかった、寂しかった……っ!」
「寂しかったなら、この数日分の寂しさ、全部身体の奥に詰め込んであげるよ」
柔は下着を脱ぐと、拒絶の果てに完全に飼い慣らされた俺の奥へと一気に突き刺してきた。
「んんんーーーーっ!?ぐぅ……っ!! あ、あぁぁ……っ!!」
衝撃で背中が激しく反り返る。数日ぶりの激しさが、脳の奥をしびれさせるほどの快感に変わり舜太の泣き声が、部屋中に反響した。
「ん、あ、んっ……! じゅう、つよ、いっ……! 頭、溶けてまう、あぁぁ……っ!」
「溶ければいいよ。俺を疑って勝手に不安になったお仕置き。……ねえ、もう二度と俺から離れようなんて思わない?」
「思わへん……っ! 一生じゅうの檻の中に閉じ込めてて……っ! もっと、もっと激しく壊してぇ……っ!」
泣き叫びながら、自ら柔の首筋に必死にしがみつく。立場が上の柔は、狂気的な笑顔のまま、俺が狂いそうになるところを抉るように突き上げてくる。何度も、何度も、俺たちは激しく体温を重ね合わせた。
「ん、はぁっ……! じゅう、いく、もういくぅ……っ!」
「いいよ、一緒に壊れようね、しゅんた」
極限の快感のなかで、俺は声を張り上げて激しく身体を跳ね上げ、柔の白く熱いすべてを身体の奥にたっぷりと注ぎ込まれた。
数日間の不安が嘘のように消え去り、柔の心臓の音だけが耳の奥で優しく響いている。全身には俺を完全に従属させた証明として柔に激しく噛み付かれた歯型がびっしりと刻まれていた。
「しゅんた、もう怖くない?」
柔が俺の濡れた髪を愛おしそうになぞりながら甘く囁く。
「うん……っ。じゅうに あんなにめちゃくちゃにされて、中、いっぱいに満たされたから、もう寂しくない……っ。俺、一生柔のそばにいるからな……っ」
泣き疲れて弱りきった目で従属を誓う俺を見て柔は満足そうに目を細め俺のおでこに深いキスを落とした。
「うん、良い子だね。これからは、俺に拒絶される前に、もっと俺のことだけ見て、俺の言うことだけ聞いて過ごしてね。……おやすみ、しゅんた」
「うん……、じゅう、愛してる……っ」
極限まで追い詰められ、心を壊されそうになっても、俺は柔のこの絶対的な支配のなかで一生逃れられない最高の安心感に満たされた。
コメント
1件
ああ……もう、読んでて胸がぎゅうってなった……。柔さんに無視される数日間、しゅんたの精神がすり減っていくところが本当に痛々しくて、ご飯も喉を通らなかったって台詞に、どれだけ柔さんに依存してるかがひしひし伝わってきたよ。でも、あの「見捨てんといて」って泣きながら縋るシーン、もう完全に心臓を掴まれた。最後に柔さんの心臓の音を聞いて安心しきってるしゅんたを見て、なんかもう、この歪だけど確かな愛情に胸が熱くなった。支配と依存の果てにある柔らかい温もり、めちゃくちゃ刺さりました。