テラーノベル
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どっちに上げるか迷ってとりあえずこっち!
※ノット、ノット センシティブ!!!
※百鬼夜行グッズ🍆さんネタ
※🍆個チャンで流れた物語みて書きたくなった
※ベースは似てる
※幼い🦍と🍆
※年齢操作あり
※百鬼夜行ネタは沢山の方が書いてると思うから
ネタ被ってたらごめんなさい。
※ご都合主義な流れも多々あり
※作者の妄想ネタです
※ご本人様無関係
※SNS含むシェア🆖
※キャラ
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『うわぁぁぁあんんんんっ!!!』
山に木霊する子どもの泣き声
迷い子なのか…膝は擦り剥け、服は泥にまみれ
大粒の涙を流し立ち尽くしていた
『うわぁぁあんんんッ!!!!!!!』
そんな子どもの声に不機嫌になるカラスがここに一羽…
「……ッチ、んだよ…人が気持ちよく昼寝してんのに…
って…ありゃぁ、人の子か??
なんでまたこんな山ん中に……」
『おかぁぁあ゛さぁぁあんんんん!!!』
「ぁあ…もぉ、うるさくてたまんねぇ…つか、声でかすぎんだろ!?
これじゃぁ昼寝の一つもできやしねぇじゃねぇか!!!」
カラスは翼を広げ
迷い子の元に降り立った
『おかぁぁあさぁぁあんんんんどぉおおこぉおおおお!!!』
バサッ…
「うっせぇなぁ!少しは静かにしねぇか!!!!」
一本下駄でトンッと地を踏むとカラスは泣いている子供を容赦なく怒鳴りつける
突然の出来事に泣いていた子供はビクッと肩を震わせて
ピタリッと涙を止めた
その様子を見たカラスは子供を見ながら
「お、やりゃァ出来んじゃねぇか。そうそう、そうやって静かにしてろ…静かにしてねぇと面倒くせぇ奴らがやって来るからな…」
子供の頭を乱暴に撫でて辺りを見渡す
(人間の子供なんてこの辺の奴らにとってはご馳走だからな…とっとと家に帰さねぇと)
カラスがどうやって帰そうか考えていると
泣き止んだ子供がカラスに問いかける
『……おじさんだぁれ?』
「お、おじさん?!?お前…俺の事おじさんって言ったか?!」
『……だ、だって…おじさんでしょ??』
子供からしたらお父さん、お母さん以外の人間は全て
おじさん、おばさん、と呼ぶのだから仕方がない…
「カァァァアッ……今どきのガキは俺様を知らねぇのか??俺様はおじさんじゃなくて…烏天狗様だ!!烏天狗のぼんじゅうる!!!」
『からすてんぐの…ぼん?じゅーす?』
「バカ野郎、ぼんじゅうるだ!ぼんじゅうる!!勝手に飲み物にするな!!」
『ごめんなさい…えっと、えっと…ぼんじゅるさん』
「……はぁ…もういい、カラスでも、”ぼん”でも、好きな方で呼べ」
幼い子供では中々発音しにくいらしく
何度名前を呼ぼうにも間違ってしまう為、ぼんじゅうるは
子供に好きな様に呼べとそう告げた
「おい、お前名前は?」
『ぼく、どずるっていいます』
「どずる?」
『うん!』
「歳は」
『5歳』
「なんでここに来た」
『えっと、お友達のめんくんがどんぐり沢山あるって言ってたから!!』
「どんぐり…ってお前なぁ」
ぼんじゅうるは頭を抱えた
どんぐり探しをするなら秋頃の10月〜だと言うのに
今は春…桜が満開になるこの山にどんぐりなんて一つも落ちていないのだ
「…どずる、どんぐりは見つかったのか」
『それが全然なくて』
「だろうな…どんぐり拾いすんなら10月頃に来いよ…今はどこ探しても見つかんねぇから」
『え、そうなの?!』
「ぁあ」
『じゃぁそうする!』
「よしっ…じゃぁ、お前を家まで送ってやるから。ほら、背中に乗んな」
ぼんじゅうるは、どずるの前でしゃがみ込む
どずるは目の前の大きな黒い翼に驚いて
『の、乗ってもいいの?』とぼんじゅうるに問いかける
ぼんじゅうるも「オメェ、一人くらいなら余裕だっつーの」と言って
早く乗るようにどずるに伝えた
おずおずとぼんじゅうるの背中に乗ったどずる
背中の重みを確認しゆっくり立ち上がりぼんじゅうるは、どずるの顔に当たらないように翼を優しく広げた
翼の付け根の部分がどずるの足に当たるが飛ぶ分には問題ない
バサッバサッと大きく羽を動かして
「飛ぶぞ」
と、声をかけた
ビュンっ!!と一気に急上昇する、ぼんじゅうる。
どずるはその勢いに『う、うわぁぁあ!!』と興奮の声を上げる
「怖くねぇか!?」
『全然!!すっごい楽しい!!!』
「ハハッ、そりゃ良いや」
風を切り…雲を抜けて…空から見下ろす街並みをどずるは目を輝かせながら堪能していた。
『あ!あそこ!!アレが僕の家!!』
「あれだな…よしっ」
家の少し近くの路地裏にぼんじゅうるはゆっくり降りると
どずるを背中から下ろし
もう一度頭を撫でた
「もう、一人で山なんて来るんじゃねぇぞ」
『どうして??』
「あの山は、お前の知らない怖いやつらも居るからな…必ず大人と一緒に来るか…てめぇが大人になってから一人で来い」
『わかった!!』
じゃぁな、そう言うとぼんじゅうるは人の目では追えない速さでその場から姿を消した…
あれから幾年月が流れた…
あの頃と何も変わらず、ぼんじゅうるは昼寝の真っ最中
「はぁ〜やっぱ、春は気持ちがいいなぁ…桜はいい香りだしあったけぇ〜…」
大きな伸びをしてもうひと眠り…と目を閉じだ時だった
「ぼーーーんさーーーーーん!!!今年も来ましたよー!!!」
山に木霊する大きな声
「げ…ドズルの野郎…まぁた今年も来やがった」
下を覗き込むと、金髪の髭をはやした男が大きくこちらに手を振っていた
そう…彼は昔、山で迷子になっていた際、ぼんじゅうるが助けた少年どずる。 人間の月日は早くあの小さかった少年が今では立派な大人になったのだった
「ぼんさーーーーん!!!コレ持ってきたんで飲みましょー!!!」
「お!酒か〜??」
「そーーでーーーす!!」
ドズルの手に握られていたのは大きな一升瓶
ぼんじゅうるは羽根を広げてドズルの前にふわりと降り立った
「ぉお〜美味そうじゃん!!」
「ね!ですよね!!」
ほらコレもありますよ〜、そう言ってドズルはカバンからお猪口を取り出し ぼんじゅうるに手渡した
酒瓶を開けてお猪口に注ぐ
日本酒のいい香りに二人は「はぁ〜」と思わずため息を漏らす
「じゃぁ、ぼんさん。乾杯」
「おう!」
カチン…
「花見酒とはこれはまた良いねぇ…」
「ですねぇ…」
桜の花を眺めながら旨い酒を一気に飲む
「クゥーーッ、うっめぇええ〜!!!」
「ははは、ぼんさんおじさんみたいですよ〜」
「あのなぁ、俺様は烏天狗様なの、おじさんじゃねぇって何度いや分かんだよ…ったくよ」
「はいはい。」
サァァ…と風が吹くと早咲きの桜の木からヒラヒラと花びらが舞い
さながら花びらの雨のように二人のうえに降りてきた
「凄いですねぇ… 」
「上からの景色はもっとすげぇぞ」
「そうなんですか?」
「あぁ、花びらが一斉に真上に上がって四方八方に広がってな…」
「へぇ〜」
「お前があの頃みたいに小さければ抱えて上に飛べんだけどなぁ」
ぼんじゅうるはドズルの頭にポンと手を置くと
昔と変わらず乱暴に頭を撫でた
そんな彼の行動にドズルは頬を赤くして
「もう、やめてくださいよ〜子どもじゃないんですから」
「お、そうだったなぁ〜w」
2人の楽しい花見はゆっくりとその後も続いた…
「…さて、今日は夜が早く来るからサッサと帰れ」
「え?まだ明るいですよ?」
「ばーか、山の天気は下とちげぇんだよ…」
よっこいしょ〜と声を出し、立ち上がったぼんじゅうる
翼を大きく広げて飛び立つ準備を始めた
バサッ……
「…相変わらず、綺麗な翼ですね」
「ん?…ハハッあったりまえよ…俺様の自慢の羽で出来てんだからな」
触ってみるか?…ぼんじゅうるからの提案に
ドズルは目を輝かせ「い、良いんですか!?」とその翼に手を伸ばした
遠くから見ていると鋭く冷たそうな羽なのに
いざ触れてみるとその羽一枚、一枚が柔らかく…そして、とても温かかった…
ドズルは終始「凄い…凄い」と言いその柔らかさと温かさを手のひらで楽しんでいた
「ふはははwそんなにか」
「はい!!凄い気持ちよかったです…いやぁ、ぼんさんありがとうございます!!」
「そりゃどうも…そこまで言うんなら… 」
スルッ…
「ほら、一枚やるよ…まぁ、お守り程度にはなるだろうさ」
「ぇええ!!い、良いんですか!?!」
翼から一枚、羽を抜いたぼんじゅうるはドズルに手渡す
貴重な羽を貰えてドズルは興奮しながらその羽を日にかざし透かしてみたり柔らかい羽根の部分を優しく撫でたりと とても楽しそうにしていた
「大切にしますね」
「好きにしな」
さ、ほんとに早くおりねぇと危ないぞ。
ぼんじゅうるは帰る方向を指さしてドズルに帰宅を促した
「じゃぁ、ぼんさん!また遊びに来ますね」
「ぁあ」
その春以降、ドズルが姿を現すことは無かった…
春が過ぎ…夏、秋…冬
何度も何度も季節が巡った
そして、秋に入った10月の頃…
「ちょっと、ぼんさん!たまには集会に顔出しなよ」
「ぇえ、面倒くせぇじゃん…あんな、ジィさん達の話聞くの」
「あのねぇ、ぼんさんくらいだよ!?集会に顔出さないでここで眠りこけてるの!!」
「あーーもーー、おんりぃちゃんはうるさいなぁ」
尻尾をぱっと広げ、 ぼんじゅうるの事を叱るのは「天狐のおんりー」ここの山とは違う 所の守り神だ
その後ろから「ほんま、そろそろ顔出さなwじぃ様たちに無理矢理連れてこられるよ〜」悪戯っ子のような顔でニシシシッと笑う
「雪童子のおらふ」が姿を見せた。
「へいへい、次は顔を出すよ〜」
「…もう、ただでさえ今は神無月なんだよ??山の神様たちのかわりに俺たちがここら一帯を護らないといけないんだから!!!しっかりしてよね…」
「へーい、へい」
怒るおんりぃを背にして片手を上げるぼんじゅうる
内心「面倒くせぇなぁ〜」と思いつつ
翼を広げ「んじゃぁ、様子見がてら飛んでくらぁ〜」と
バサッと飛び立った…
「全くもう…ぼんさんは」
ピンッと立った耳がへにゃりと折れ曲がる
おんりぃは「世話が焼ける烏天狗なんて聞いたこと無いよ」…と小さく愚痴をこぼした。
そんな姿を見ておらふは「まぁまぁw」と慰めるのだった
「あ、そう言えばおんりぃ、閻魔様が新しい方になった事、ぼんさんに話したん?」
「…あ、忘れてた」
「忘れとったんかいw まぁ、ええか…どうせ近々、謁見があるしな〜」
「だね…その時は無理矢理にでも引きずって来なきゃ」
「そやねww」
「じゃぁ、俺たちも見回り行こうか…」
「やねぇ〜〜なぁんか、今日は変な空気やし…」
二人はトンッとつま先で軽く飛ぶと、その場から風のように姿を消した…
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つづく…
コメント
6件
どうなっちゃうの…嬉しいと絶望が一緒になって… 凄く面白い発車でずっとワクワクしています🥰

🍆さんびっくりすると思う。

ドズさんのモチーフの妖怪って確か閻魔大王…?ていうことはもう死んでる…?