テラーノベル
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💛(……じゃあ)
💛(あの感触、本当だったのか)
無意識に、唇に触れる。
💛(でも俺……)
💛(夢で見たのは、深澤くんで……)
💛(なんなんだよ、この気持ち……)
頭の中が、ぐちゃぐちゃになる。
💛「全然、気づかなかった…」
💛「……でも俺」
💛「二人が気まずくなるのは嫌だ」
💛「ずっと、三人で仲良くしたい…」
絞り出すような声。
💜「……うん」
💜「わかってる」
少し間があって。
💜「……困らせてごめん」
その声は、優しかった。
しばらく会話は続き、
通話を終えた。
静かになった部屋で――
💛(……無理だろ、こんなの)
鼓動だけが、やけにうるさい。
──────────────
深澤side
――あのときの続き。
渡辺が、ひかるにキスをして。
何事もなかったみたいに、
教室を出ようとする。
💜(やば……)
慌てて身を隠そうとする。
けど――
間に合わなかった。
ガラッ。
扉が開く。
💙「……」
💜「……」
目が合う。
一瞬で、空気が変わった。
💙「……深澤」
💜「お前、マジかよ……」
💙「……」
少しだけ、目を細めて。
💙「お前も、好きなんだろ?」
💜「……っ」
言葉に詰まる。
図星だった。
💙「言っとくけど」
💙「俺、負ける気ねえから」
静かな声。
でも、その奥には確かな熱があった。
──────────────
岩本side
ベッドに倒れ込んで、
枕に顔を埋める。
💛(あぁ寝れない……)
そのとき――
プルルルルル!!
💛「!?」
スマホが震える。
画面に表示された名前。
――渡辺翔太。
💛(……どうする)
💛(出る?出ない?)
頭の中がぐちゃぐちゃのまま、
数秒、固まる。
でも――
💛「……もしもし」
結局、出てしまった。
💙「……ごめん、遅くに」
いつもより少し落ち着いた声。
💛「あ、大丈夫……」
他愛のない会話が、少し続く。
でも――
どこかぎこちない。
そして。
💙「……本題、いい?」
💛「……っ」
空気が変わる。
💙「俺の予想だけど…」
💙「もう、深澤から聞いたよな?」
💛「え……」
💛「な、なんのこと?」
💙「……放課後のこと」
💛「……」
否定できない。
💙「……そういうことだから」
一呼吸おいて。
💙「俺さ」
💙「ひかるのこと、好き」
💛「……っ!?」
💙「ちゃんと、伝えておきたかった」
静かな声。
でも――
俺は今にも心臓が張り裂けそうだった。
つづく。
コメント
7件
これは、、 読者たちの心臓が張り裂けてしまいますね、💘