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#実況者
aporo。
90
ポテサラ
266
橋本 るるか
274
朝。
「いってきます。」
「いってらっしゃい。」
玄関を出る。
振り返ると、らっだぁが小さく手を振っていた。
俺も振り返す。
それだけで少し元気が出る。
会社。
昼休み。
コンちゃんが机に頬杖をついていた。
「ねぇ、レウさん。」
「ん?」
「もうすぐじゃない?」
「何が?」
「らっだぁの誕生日。」
「……あ。」
思わず声が漏れる。
「忘れてた?」
「いや、忘れてはないけど……。」
日にちまで考えてなかった。
コンちゃんが笑う。
「なんかやろうよ。」
「いいね。」
返事はすぐだった。
「せっかくだし、みんなで。」
「きょーさんたちも誘う?」
「うん。」
少しだけわくわくした。
帰り道。
駅を出る前にメッセージを送る。
『今週空いてる?』
少しして返事が来た。
『空いとるけど、なんかあるん?』
『まだ秘密』
『なんやそれ』
なんだかんだきょーさんはノッてきてくれるだろう。
たぶん、みどりくんも。
家。
「ただいま。」
「おかえり。」
いつもの声。
いつもの笑顔。
靴を脱ぎながら、少しだけ考える。
プレゼント。
何がいいだろう。
「どうしたの?」
「いや。」
「ちょっと考え事。」
「ふーん。」
らっだぁはそれ以上聞いてこない。
らっだぁらしい。
夜。
お風呂から上がって、水を飲む。
リビングを見ると、らっだぁはソファで本を読んでいた。
静かな時間。
ページをめくる音だけが聞こえる。
「……」
こんな毎日が、ずっと続けばいいのに。
ふと、そう思った。
布団へ入る。
「おやすみ。」
「おやすみ。」
電気が消える。
目を閉じる。
眠る直前。
頭の奥で、
誰かが、笑った気がした。
楽しそうな。
懐かしそうな。
そんな笑い声。
「……」
目を開ける。
何も聞こえない。
隣からは、らっだぁの穏やかな寝息だけ。
「……夢、かな。」
そう呟いて、そっと目を閉じた。
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