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#実況者
aporo。
90
ポテサラ
266
橋本 るるか
274
朝。
「今日早いね。」
「んー……ちょっと寄るところあるから。」
「そっか。」
らっだぁは眠そうに欠伸をする。
「気を付けてね。」
「うん。」
玄関を出る。
今日は、いつもより少しだけ楽しみだった。
昼休み。
「レウさん。」
「ん?」
「プレゼント決めた?」
コンちゃんが聞いてくる。
「それがまだなんだよね。」
「らっだぁって何が欲しいの?」
「分かんない。」
「一緒に住んでるのに?」
「一緒に住んでるから分かんないんだよ。」
「なんで?」
「欲しいものあったら自分で勝手に買ってきそう。」
「あー……。」
コンちゃんが納得したように頷く。
「確かに。」
「でしょ?」
「じゃあ、消耗品とか?」
「それもありだなぁ。」
昼休みが終わる。
「帰り、色々探してみる。」
「俺も付き合おうか?」
「いいの?」
「もちろん。」
楽しみだ。
⋯けど、本当にらっだぁは何なら喜んでくれるだろう。
そもそも、らっだぁの正体が分からないのもある。
長らく帰っていなかった俺の家に、窓から侵入したという謎少年。
おまけに山に住んでたっていうし。
⋯⋯みどりくんなら、何か知ってるかな。
仕事が終わって、コンちゃんと店を回る。
服。
雑貨。
本。
色々見てみるけど、なかなか決まらない。
「これとかどう?」
「うーん……。」
「じゃあこれは?」
「……違うかなぁ。」
「難しいねぇ。」
「難しい。」
二人で笑う。
結局、何軒か回ったところで休憩することにした。
「疲れた〜⋯。」
「レウさん体力ないもんね。」
「失礼だなぁ。」
「事実。」
「コンちゃんの前だと否定できない⋯。」
また笑う。
帰宅する。
「ただいま。」
「おかえり。」
いつもの声。
「今日遅かったね。」
「ちょっと寄り道してた。」
「何してたの?」
「んー⋯秘密。」
「……?」
らっだぁが首を傾げる。
「なんでもないよ。」
そう言って笑う。
らっだぁも、それ以上は聞かなかった。
布団に入る。
「明日も仕事かぁ。」
「頑張ってね。」
「らっだぁは?」
「俺は家で寝てる。」
「ずる。」
小さく笑う。
電気を消す。
静かな部屋。
今日は、何も聞こえなかった。
そのことに、少しだけ安心する。
目を閉じる。
明日は、もう少しちゃんと考えよう。
らっだぁが喜んでくれるもの。
それを考えながら、俺はゆっくりと眠りに落ちていった。
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