テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
286
コメント
4件
読みました。 作中作ミステリの味がします。お話の構造が美しいです
読みました…… そして最後のフィクションという単語にすごく安心しました 本当に実話だと思っていたので……笑
■呪縺溘@縺ョ縺ッ縺ゥ繧後□繧翫@繝シ縺励※縺。縺セ縺」縺溘
蜈ャ蜷医∪縺励※繧医≧縺ォ縺ェ繧翫∪縺 ら)』
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
第九章の最後に書いた通り、
私の手元には、彼女の遺した資料と一緒に受け取った、 一本の筒があります。
図画用の、細長い筒です。
私はしばらく、その筒を開けずにいました。
理由は単純です。
怖かったからです。
ですが、考えた結果なのですが、
ここまで書いてしまった以上、
開けないまま終わらせるのは
記録として不誠実だと思いました。
昨夜、開封しました。
中に入っていたのは、
丸められた一枚の紙でした。
厚手の和紙です。少しカビの匂いがします。
広げてみると、そこには
一枚の絵が描かれていました。
これまで、この連載で
AIで再現したイラストを掲載してきましたが、
実物は、かなり違っています。
実際の絵の画像ご覧ください。
【ご覧になる方によっては、不快感を感じる方もいらっしゃると思いますので、閲覧注意でお願いします。】
花のようで、
人のようで、
骸のような、形。
正直に言えば、
特別な印象はありません。
禍々しいといえば禍々しいですが、
抽象画のようなアートとして見れば
珍しくもない絵です。
少なくとも、
これだけで人が消えたり、
おかしくなったりするとは
思えません。
ただ一つ、
少し気になったことがあります。
絵の裏に、
細い筆で小さな漢数字が書かていました。
弐漆参
わかりやすく書きますと二七三です。
それだけです。
彼女のPCに残っていた
動画の再生履歴。
273回。
すべて、同じ場所で停止していたという
あの数字です。
私は最初、
偶然の一致だろうと思いました。
だって私たちは何も悪いことはしていません。
しかし、
第九章をアップした後、何気なく絵の裏を見てみると
陸捌壱
(六八一)
奇妙なことに数字が変わっていました。
その数字を見たあとで
この連載ページの管理画面を開いたとき、
少しだけ、
あることに気づきました。
ノベルを書いたことある方なら、
ご存知と思いますが、
各話ごとに、
閲覧数のカウンターがあります。
普段は気にも留めないものですが、
ふと、目に入りました。
第一章から第九章までの数字をあわせると、
681
でした。
ここまで読んでくださった方なら、
もうお分かりかもしれません。
この連載は、
彼女の残した資料を
“記録”として公開しているものです。
そして今、
あなたはその記録を
ここまで読んでいます。
つまり――
いま、
このノベルの総閲覧数は
682
になっているはずです。
もし可能なら、
コメント欄に「読みました」と
書き込んでみてください。
絵の端の数字を調べてみます。
一つ増えているかもしれません。
その中の一つが、
どこから数えられたものなのか。
私には、
もう分かりません。
ただ一つだけ、
確かなことがあります。
今、
私の部屋の壁には、
あの絵が
貼られています。
AIイラストではなく、
私がスマホで撮影した絵をご覧にいれましょう。
【閲覧注意】
もちろん、
何も聞こえてきません。
見られている気もしません。
絵は絵です。
ほら、
また数字が増えました。
きっとあなたも
もう、おぼえましたから
この物語はフィクションです。
完