コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「痛かったら言ってね」
彼は興奮で紅潮した顔で告げ、片手で肉竿を支えて亀頭を蜜口に押し当てる。
「入れるよ」
「ん……っ、ぅ……」
小さな粘膜が引き伸ばされる感覚を得て、私は小さく呻く。
「痛い?」
涼さんは気遣わしげに尋ね、私の髪をサラ……と撫でる。
「……ううん、平気」
は……っ、と息をついて小さな声で返事をすると、彼は切なそうに微笑んでから少しずつ腰を進めてきた。
「恵ちゃんが可愛くて、ちっちゃくて、無理をしたら壊してしまいそうで怖い」
彼は慎重に腰を前後させて屹立を埋めながらも、私の胸を揉んだりお腹を撫でたりして、緊張をほぐしてくれようとした。
「ん……っ、ん、……うぅ……っ」
沢山愛撫されて秘所はたっぷり潤っているけれど、涼さんのそれは大きくてやっぱりきつさを覚える。
でも、これを体の中に含むと、彼と繋がっているという感覚がする。
まだまだ慣れなくて恥ずかしい行為だし、冷静になったら「なんでこんな事をする必要がある……?」と賢者モードになってしまいそうだけど、触れ合っていたら温かくて気持ちいいのは事実だ。
「可愛いね。もう少しだから頑張って。体の力を抜いてね」
涼さんは私に負担を掛けないように気をつけながら、少しずつ腰を揺すって挿入し、やがて最奥に亀頭がぐっと押しつけられる感覚がした。
「ん……っ、ぅう……」
私は無意識に涼さんに向かって両手を伸ばし、彼は恋人繋ぎで応えてくれる。
「あぁ……、あ……」
温かくて大きな手に握られると、そこからジワッと全身に安堵と温もりが巡っていく気がする。
「大丈夫? 気持ちいい?」
尋ねてきた涼さんの優しい表情を見て、胸の奥がキューッとなった私は、両手で彼の首を抱き寄せた。
「…………ギューがいい……」
物凄く恥ずかしいけれど、甘えたい気持ちになった私は、彼の広い背中に両手を回し、脚も腰に回して抱きつく。
「可愛い……っ」
涼さんは掠れ声で言い、私の頬にチュッチュッとキスをしてくる。
彼は私より体が大きいから、体重を預けられると少し重たくて苦しいけれど、それもまた幸せと思える自分がいる。
「……ちょっと、このまま……」
小さな声で要望を伝えると、涼さんは「分かった」と返事をし、愛しそうな目で私を見つめてから、頭を撫でてきた。
「キスしていい?」
「……うん」
返事をすると、涼さんは私が照れなくていいように手で目元を覆い、唇をつけてからそっと離した。
それから唇をついばみ、ねっとりと唇の内側に舌を這わせてくる。
「は……っ」
切なくなって吐息をつくと、無意識にお腹に力が籠もって彼を締め付けてしまう。
(気持ちいい……、かも)
色々と愛撫されてつらいほど快楽を得るのも〝気持ちいい〟けど、こうやって密着して優しいキスを交わしているのが、一番幸福感が強いように思える。
キスも、経験のなかった時は「あんなもん、何がいいんだ」と思っていたけど、涼さんとのキスは気持ちがいい。
(いい匂いする……)
私は息継ぎの合間にそっと涼さんの匂いを嗅ぎ、サラリと彼の髪を撫でる。
彼の髪は見た目もツヤツヤしているけど、ちゃんとお手入れしているからか、触るととても気持ちいい。
肌も滑らかですべすべで、触っていると気持ちいい。
(なんだ、この人。生きる宝石だ)
私はうっとりとするようなキスを交わしながら、三日月涼という信じられないぐらい綺麗で気持ちいい生き物を撫でる。
どれぐらいキスを交わしていたのか、頭の中がトロトロとした頃、涼さんはゆっくりと腰を引き、同じぐらい時間をかけて肉槍を埋めてきた。
「あぁ……っ、あ……」
キスをしている間に、蜜壷がその大きさに慣れたのか、彼が少し動くだけで物凄い摩擦感を覚え、直接性器が擦れ合っている感覚を得る。
(凄い……。気持ちいい……っ)
口内の唾をゴクッと音を立てて嚥下した私は、涼さんの背中にグッと指を立てた。