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※国語の成績万年4の人間がかくいいかもしんない駄作です。
温かい目で見守ってくれる人は読んでってください
いや〜痛かった
流石に、あの高さから落ちたのはやばかったー。マジで、痛かった。
俺が基本死ぬのって戦ってる時じゃん?初めてアドレナリンに感謝した
「聞いてます?レナトス」
「っっなんだこりゃーーーーーーーーーー!!!」
「元気ですね」
「うるせえまじで黙ってろって!!」
「まあまあ、お互い、混乱してますし」
「嘘だね?!たのしそーな顔してんじゃねえか!!」
さっきから五月蝿いのがカルド。前世の、同僚。
「転生ですよ?」
「なんでんなことになってんだよ?」
「私が知るとでも?」
「あーあーそーでしたねー人材管理局長様ー」
「君、精神科医に見てもらった方がいいんじゃない?」
「必要n「ほら、投身自殺したんだし」
「あれは…」
「ん?」
「…なんでもねえよ」
「しかし、綺麗な花ですね」
「桜だろ?」
「はい。…しかし、あなた高校なんてくるんですね」
「テメエの中の俺は何なんだよ…」
「中卒不良ホスト」
「…」
「レナトス?!カルド?!」
『あ』
「久しいな!!今日もナイスガイだ」
でた、ナルシス…自称人類最高傑作様。
「しかし、マジでよくわからんのだが、何だコレ」
「その話をしてたんですよ」
横で、ライオとカルドが話し始めたが、全く頭に入ってこなかった。かなり思考が女々しい気もするが、
(会えるかな…)
どこか、会えることを期待してしまっている自分がいる。してもいいだろう。実際横に同僚いるんだから。ただ、不安も徐々に募ってきた
もし、記憶がなかったら?
不安になる。また、好きになってくれるだろうか、とか、フラレでもした時に、自分は果たして平常でいられるのか。そんな思いが、レナトスの心に募り始めた時だった。
「レナ、トス…?」
聞こえてきた声は、ずっと俺が聞きたかった声で。ずっと聞きたかった声で、呼ばれた俺の名前。ずっと、会いたかった、最愛の人の声
「…オーター」
刹那、俺の視界はボヤけて、何も見えなくて
「レナトス…大丈夫、ですか?」
聞こえてきた、気遣うような声に目を開ければ、見たくてしかたなかった顔が、確かに、そこにあった。
「オーター…!!!!!!」
かなり、情け無いと思う。見る人が見たら、警察に通報される絵面だった。成長期前なのか、160前後くらいで小柄で細身の青年に、成長期真っ只中で180近くある男が泣きついているのである。
「…」
しばらく、俺の嗚咽だけが響いていた。でも、俺の頭の上にはオーターの手があった。俺が泣いている間、オーターは俺を撫で続けてくれていた。
「…いきなり、悪かった」
我に帰りまずした事は謝罪だった
「いえ…気にしてません」
「…オーター」
「何か?」
「いや、さ…その、」
「…報道されませんでしたか?」
「家のこと、だろ」
「はい」
俺は一週間ただボーッとして通夜を過ごしたのでほぼ全く覚えていないが、オーターは、自分の家を潰したらしい。ただ、
「なんで、死んだの」
「…」
「ん“ん”そのさ、公共の場でイチャイチャしないでくれる?あと、私たち高校生ですからね?」
今の状態的には、俺の膝の上にオーターをのせ、肩口に顔を埋めている状態である
コレがイチャイチャだというなら、恋人同士のスキンシップなんて全部イチャイチャの部類だろ。
「知るか。てか、やったろ?保健体育の授業で。」
『はい?』「ん?」
「15過ぎたらセックスできんだよ「バゴッ」
「いってぇ…」
オーターに、裏拳決められた。やべえ鼻血とまんねぇ
「レナトス…それはノットナイスガイだぞ」
「何も間違っちゃあいないだろ」
「時と場所を考えるなら間違いですよ」
「へーへー」
「自分の死と交換に相手も死に至らせる…道連れの禁術」
『え 』
「知ってますよね?」
いや、まて、違う…
「いつ、」
「さあ?警察学校に入ってから音信不通にしてたので…」
「じゃあ、何だ。生まれた時にでも仕込んでたってか?」
「まあ、仕込むとしたらその時くらいでしょう」
『…』
クソッ…俺は、何も知らなかった。気づけなかった。ずっと、一緒にいたのに。
クソッ…俺は、一体…
「うわ、なんか重い空気ですな」
「絶対入っちゃダメだってマッシュくん!!、!」
「いや、でも教室ここだし…」
「マッシュ・バーンデット… 」
「あ、砂の人」
「オーターさん…?」
「オーターさん…」
「…ドット、ランス…」
「っオーターさんの馬鹿!!びっくりしたんすからね?!」
「今回ばかりはコイツに賛成です」
「はぁ… 」
コイツらの登場のおかげで、場も和んだ…のに
「おい」
「ってめえは!!」
「よお、オーター。久しぶり」
「ファーミン…」
「あれ、真面目くんは?」
「やあ、マッシュ」
「ドミナくん」
イノゼロ兄弟大集合〜!あーもーうるせー。今オーターの補充中なのに…
「ワース、行かないんですか?」
「あ、アベル様、そんな大きい声出さなくても…!」
「あら、オーターちゃんじゃない久しぶりね」
「フィン・エイムズじゃないか」
「フィンあぶねえから下がってろ」
そういって七魔牙のメンバー…といってもアベル、アビス、ワース、ラヴの4人だけなのだが。そして、レインたち他の神覚者たち、…
「あと2人誰だったっけ」
「…マーガレット・マカロンとカルパッチョ・ローヤンです」
「あ〜いたなーそんなの」
イノゼロのせいでごちゃごちゃしてたしな…んな大量のことを一斉におぼえられるほど俺の頭の容量は多くない。
「話に花を咲かせてくれてもいいが、後にしてくれないか?」
「すみません、お父様」
「学校では先生と呼べ」
「すみません」
まさかの担任イノゼロて。もう、驚かね〜というかどーでもよー
「さて、入学おめでとう
早速ですまないが、委員会を決めたい」
めんどくせーまじしんどい。仕事したくねー
なんていう数十分前の俺の思いも虚しく、かくして、委員会は決まった
なんなら、学級組織まで決まった
学級委員長 ライオ
副 カルド
生活 オーター ソフィナ
保険 レモン アベル
体育 マッシュ ドミナ
図書 レナトス エピデム
美化 ツララ ラヴ
学級組織
生物 レイン アギト
文書棚 ワース アビス
黒板 フィン ドット ランス
掲示 ドゥウム ファーミン デリザスタ
「グループラインつくろーぜー 」
デリザスタの提案でクラスラインを作ることになった。
お前よく自分殺した相手達にそんなこと言えるな
「なー一緒に帰ろーぜ、オーター」
「…わかりました」
「…」
気まずい。話したい事は山ほどあったが、うまくまとまらない
「…あの、」
「ん?」
珍しくオーターが話しを振ってきた。
「えっと…その、」
「だいじょーぶ。ゆっくりでいいよ」
「…コクン」
可愛い。前世なら、速攻お持ち帰りで美味しく頂いていた…が。それは前世の話。今やったらそれこそ警察沙汰になってしまう。
恐らく必死に紡ぐ言葉を考えているだろう顔を眺めていた。長い睫毛に、色白の肌。歩くたびに揺れる、ふわふわの髪。すいこまれそうになる、綺麗な瞳。久しぶりすぎて、じっくり魅入っていた。いや、魅入ってしまっていた。だから、オーターから発せられた言葉の意味が、理解できなかった。
「もう、飽きましたか?」
「…え?」
「いえ。ただ…前みたく、あ、愛してる、とかは行ってくれないのかな…と///」
夕日のせいで、とかそういう言い訳が出来ないくらい、ハッキリオーターは赤くなっていた
「え…いいの?」
「え?」
「いや…ちゃんと、そういう交際からやり直すと思ってて…」
「…まあ、捨てられるほどのことをしましたからね」
「…そーゆーのあるんだ」
「…貴方が、私に教えたんでしょう」
そうだった。どうしても素直になってくれないオーターに、そういうこと言ってっていったっけ。
そういうプレイもしたしな
「…貴方の脳は情事にしか結びつかないんですか?」
やべえバレた。そういえば…
「なんでわかんだよ」
「貴方は、その、そ、そいいうこと考えてる時は、左手で首筋をなぞってるので…」
あ、マジか。そーなんだ。確かに、癖として触ったるけど…そっかエッチなこと考えてるからか
「“は”ってことは…他にもあんの?そういや、お前、だんだん気つかってんのかしんないけど、口頭でセックスしようっていうときあるじゃん。それは?」
「え…//え、っと、唇のあたりを、よく触ってますね…」
えーそーなんだ。これは完全に無意識だった。てか、めっちゃ意識してくれてんじゃん
「なんです、その顔」
「いや〜?嬉しくってな〜」
「全く…」
「なあ、オーター」
「なんですか?」
「ん〜?」
「え?!/////////」
俺は、地面に膝をついて、オーターの手を取った
「オーター、もっかい俺と付き合って?もっかい、俺にオーターの全部頂戴」
本日2回目の夕日顔負けの真っ赤な顔をしているオーターがいた。
「…ダメ?」
「…いいんですか?」
「なんで?」
「私は、貴方を裏切ったんですよ…?」
「俺のこと置いてったこと?」
「はい」
「あれは、お前に非はないだろ」
「でも、そのせいで、貴方は…」
マッシュ・バーンデットか。犯人コイツだな
あいつ、空気読めねえもんな
「…ねえ、オーター」
なるべく優しく、それでいて、いつもの感じは崩さないように話した
「確かに、俺も最初は置いて行かれたとおもった。頭が狂ったのも事実だ。でも、俺は恨みもしないし、怒ってもない」
「…」
ただ、オーターは黙って俺の話を聞いてくれる。なんだかんだ、俺のことを考えていてくれている。世界一不器用で優しい、俺の恋人
「それは、俺の無力感が招いた結果だ。お前に守られてばかりで、情けなくて、力にもなれやしない。こんなんで、ってずっと思ってた」
今だから言えるが、イノゼロとの最終決戦時も、その後も、俺はお前におんぶに抱っこしてもらいっぱなしだった。
「でも、今世では、どうやら魔法もないらしい。だから…ってのもかっこ悪いけど、今世では、俺がちゃんと、お前を守りたいんだ」
「…」
「だから、お願いします!!」
懇願に近かった
前世の告白でも、こんなに緊張してなかった…と思う
「…」
「?え」
オーターが、泣いていた。なんも言わないし、なんか鼻啜ってね?と思って顔見たら、泣いてた。もっかいいう。泣いてる。
「オーター、え、なんかごめん?…」
あまりオーターの泣くところを見たことがなかったので、どうすべきかわからなかったが、俺には、切り札があったことを思い出した
「ん」
前、一度だけ100%俺のせいで泣かせてしまったことがあった。それに、その時初めてオーターが泣くっていう事実を目の当たりにしたから、こっちの気が動転しまくってパーティー状態だった。
そのパーリーピーポー中の俺の頭が出した答えが、オーターを抱き寄せて頭を撫でる、というものだった。普通喧嘩中の相手にこんなことされたら骨の5、6本粉砕してくなるだろう。あとあとわかったことだが、オーターは、泣いている時にしか基本弱いところを見せてはくれない。セックスしてる時は例外だが。ってのは置いといて、とにかく、オーターが泣いてたら抱き寄せる。そんで、そばにいる。これが結局1番大事なことだ
「レナトス…」
「ん〜?」
俺の胸に顔をうずめて泣きじゃくるオーターのつむじを見つつ、返事をした
「…ば」
「悪い、もっかいいってくんね?」
「私で、よければ…」
ああ。なんかもう、今までの苦労が全て報われた気分だった
「あー幸せだな…」
「?」
「そういってもらえて嬉しいよ」
そう言って俺は、オーターの涙を拭った…ーときだった
パシャ
「あ」
『あ』
「…カルドと、マカロン?」
「そこで何してた?」
「いや、話しながら帰ってたら、面白そ…ん“ん”見慣れた人たちがいたもんで」
「青い春ね」
「てめえらいつからいた?」
「いや、ついさっ「スマホ、よこせ」
「なぜそんなことをしなければならないのか、理由を教えてほしいな」
「…じゃきくが、動画なんて撮ってねえだろうな」
「もちろん。プライバシーは守るよ」
「…嘘だな 」
「…確定ですね」
カルド渾身のしらばっくれも数多の犯罪者の嘘を見抜いてきた魔法魔力管理局元局長と、恋人の分かりにくい感情の機微を見分ける上で培った観察眼をもつ魔法墓地管理局元局長には通じなかった
そしてレナトスとオーターも、先ほどの甘い雰囲気が嘘かのように殺気立っている
「…逃げますよマカロン,!!!!!」
「そうね!!」
「っ待て!!!!!!」
4時間にも及ぼうとした鬼ごっこはレナトスとオーターに軍配が上がったが、機械に対する知識はカルドとマカロンの方が何十倍も上手であった。なんとカルドは自分の家のタブレットの方に動画を送っていたのである。こうして無事にグループラインに投稿され、クラス公認カップルになるのはまた別のお話