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前回の続き。

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Nk side


俺は今すごい幸せ夢を見ている。


何もしても褒めてもくれなかった両親2人が俺の事を抱き締めて撫でてくれている。


現実でも同じことをしてくれて入れば俺の歪んだ幸福論は生まれてこなかったのに、いつもだったら両親2人を突き飛ばしているはずなのに今は何も感じない、と言うより動きたくないのだ。


試験で思うような点数が取れないと叩いてくる父親、医者になりたくない、と宣言すれば私の子じゃないとヒステリックを発動させてきた母親。


俺はこの2人を初めて×した時が一番の幸福を感じた、歪んでる??、しょうがないでしょ、歪んだ人の場所で育ったんだから。


もし、もう1度同じ幸福を味わえたなら、それを何度も繰り返し両親を違う×し方で何回も×すだろう。


人間の恨みって怖い。


この夢がずっと続けば俺は幸せなのに。そう思った途端


Nk「ッ?!」


両親2人はどろどろになって消えてしまった。


Kr side


水色の彼につけていた心電図が少し不規則になった。


彼の顔を見れば顔を顰めていて、悪夢に魘されているようだ。


Kr「……なかむ、なかむ。」


身体を揺らし彼を起こした


Nk「……おれ、なにしてたっけ……?」


ほっぺどうしたの?、と言われたが流石にお前に付けられたなんて言えないので書類の整理してたら思いっきり紙で切ったと伝えた。


Kr「なんか気分悪いとかない?」


Nk「……ない。」


安定剤のお陰で頭が回っていないのか反応速度がワンテンポ遅い、まぁ、今はそのくらいがいいだろう。


Kr「なんかして欲しいこととかある?、食べたいものとか」


Nk「………なでて、ほしい。」


此奴なんの夢見てたんだ…?、ぽかん、としてるとだめ?、と言われたので首を横に振り、静かに彼を撫でた。


屍の上に立って今日も踊る

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コメント

2

ユーザー

凄く感情描写を描くのがお上手ですね。 此方まで胸が締め付けられてきます。 いつも楽しく拝読させて頂いています! これからも頑張ってください!

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