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第二章 第1話「快晴」
「早く飯作れよ…。」
「…そんなにお腹空いてるなら自分で作れば?」
「は?俺が料理できるとでも?」
「なら待ってください…。」
「…お前とマジで価値観合わないわ…。」
「そうですか…。」
その一言と同時に扉を閉められた。
「…やることねぇな…。」
「ま、外出るか。」
外に出ると、雲一つない快晴だった。
家は森の奥にあるからか、人は1人も居ない。
もう少し街の方に行けば、人酔いしそうなぐらい人がいる。
とりあえず何か買って帰る予定。
俺は街に向かうことにした。
「…。」
人が居すぎて気持ち悪い。
しかも暑い。
12月で真冬のはずなのに。
「はぁ…。」
小さく溜息をついただけなの如月に、通行人から冷たい目で見られる。
おとなしく家に籠ればよかった。 という後悔を脳裏に入れつつ、その場から離れた。
少し離れた場所では少し空いていて、安心して買い物が出来そうだった。
そしてたまたま目についたのはフランスパン。
並んでいるのは数人で、数時間も待つということはなさそうだ。
俺は列の最後尾に並んだ。
◆◇◆◇
第二章 第2話「フランスパン」
「…おかえり」
「フランスパン買ってきた」
「そう… 食べといたら?」
「うん」
と言った途端に如月は扉を閉めた。
「…指挟まりそうだったんだけど。」
「うるさい」
「はいはいそうですか…。」
とだけ言ってから俺は一階に降り、リビングの席に着いた。
皿を棚から取る。
フランスパンを皿に乗せる。
フランスパンを加える。
フランスパンを噛む。
いや歯折れそうなんですけども。
味は悪くない…けど…。
…飲み物が欲しい。
珈琲を淹れようと思った。が、珈琲の作り方が分からない。
おそらく家事などまともにしてこなかったからだろう。
少しめんどくさいが、如月を呼びに2階へ行く。
「如月」
凄い速さで扉が開く。
「何。」
「珈琲作って。」
「…は?そのぐらい作れない?」
「無理。」
「はぁ…。作るから待ってて。」
「はい」
◆◇◆◇
第二章 第3話「事件発生」
…ということがあってなんとかフランスパンは全部食べれた。
正しくは飲み込んだ。
そんな誰にも伝わらないことを考えていると、如月が急に一階に降りてきた。
「私の本ないんだけど。」
「何の本?」
如月は俺の質問を無視し、
と喜怒哀楽の怒と哀を混ぜたような声で言う。
「は?」
と言い返すが、如月には全く意味なかったようで。
「黙って」
「…は?お前みたいな話聞かない奴には言われたくないんだけど。」
「…。」
如月は無言で二階へ上がる。
さっき俺が言ったことが効いて諦めたのかと思っていたが、そんなことなかった。
ノートとペンを持って如月が一階に降りてくる。
「…殺すよ」
「は…?」
「私の能力だったら殺せる…。」
声色が本気なのか根多なのか分からない。
「…やめろ」
「冗談」
「は?」
「冗談だから」
でも声はさっきと全く変わらない。
「…早く探して。私も探すから。」
「…。」
如月が二階を探し、俺は一階を探すことにした。
◆◇◆◇
第二章 第4話「事件の真相」
それから…何時間ぐらいだろうか、2時間ぐらい探しても本は見つからなかった。
「はぁ…。もう買うしかないか…。」
そう言いながら如月が俺をじーっと見てくる。
「なんだよ」
「金くれ」
「は?」
見た目からは到底考えられないことを言う。
…如月はそういう奴だからな。
「それで買う。」
「いや無理」
「はぁ?…もういい私の金で買う」
「金あるのかよ…。」
「馬鹿すぎ(笑)あるに決まってる」
「じゃね」
「おい待て!」
…時すでに遅し。
「普通にあるんじゃねぇの?本。」
という独り言を呟き俺は2階に上がる。
扉を開け、ベッドの布団をそこら辺に投げる。
「あるじゃん…。」
…まあいい。天罰だと思ってもらって。
「ただいま」
「あのさ…」
「何」
「は? 本気で言ってる…?」
「うん。」
そう言い、如月は2階に上がったのだった──────
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第???章 第???話「後日談的な何か(?)」
あの、まず、はい、
主の近々投稿しますは信用ならないです!!!!
あと短め…()
まあモチベはギリギリあるので不定期ですが書いていくので末永くお願いします(?)
えーっと、語彙力死んだので終わります☆
低クオすぎて笑う☆