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こにゃ
879
担々麺 チャソ ✧
326
ぺん
267
#CR
8/|/aB(旧アイビー)
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(zmさんの服の内側設定捏造)
「そーいやゾム、お前普段なんも手荷物とか持ち歩いとらんけどどうしてるん?」
突然、そんなことを大先生が言い出した。じゃん負けという不名誉な称号を背負って店に向かう最中、何を突然と思ったけど俺が何も持ってないから金を出させられるのではとでも思ったんやろか。
まぁ、俺的には大先生と二人で出かけられるだけで嬉しいから話す内容なんてなんだってええんやけど。
「あれ?言っとらんかったっけ?俺の服の中四次元ポケットみたいになっとるんよ。」
「え”?いや知らん知らん!!そんなことになっとるんその中?!体無いのは知っとったけどそれは知らんて!」
「せやで〜w手ぇ突っ込んでみる?」
相も変わらずなオーバーリアクションに笑いを漏らしながらそう返す。そういえば、話す機会もなくて誰にも伝えとらんかった気もする。
「ええん?そんなことして。」
「別にええよ、困るもんでもないしな。」
「じゃ、ちょっとだけ邪魔すんで〜。」
「邪魔すんなら帰って〜。」
「あいよ〜…じゃないねん!お前がええって言ったんやろ!」
「うそうそwどぞ〜」
お決まりのネタにテンポよく突っ込んでくれる大先生にケラケラと笑いながら服の前を開いた。姿だけ見れば露出狂に見えんでもないけど、俺の服ん中は空洞やからなんの問題もない。
恐る恐るといった風に差し込まれた大先生の手が虚空に飲まれていく。空間が切り取られたように消えていく自分の手を見る大先生の表情は、未知のものへの困惑と興奮を孕んでいた。
「うわほんまに四次元ポケットやんけ…!え、これどんくらい入るん?」
「限界量は知らんけど…クソデカ本棚位は入ったわ。」
「お前が捨てたがってたあのクソでかいやつ?!あれ入るん?!」
「入った入った、ぬるんって取り込めたわ。」
「えぇ、えぐいな。そんなら俺くらいは余裕で入れそうじゃね?」
「あぁ、入るんちゃう?」
キラキラと目を輝かせる大先生はまるで子供みたいで、お互いええ歳やのに色んなことに一喜一憂して楽しめるこんな所が多くの人に好かれるんやろななんて他人事のように思った。
「な、ゾム。」
「ん?どしたん大先生。」
「俺入ってみてもええか?」
そう、ただの好奇心で構成された無邪気な顔で尋ねるその姿に邪な考えが走った。…このまま、この人を閉じ込めてしまえば、俺だけのもんになるんやろかなんて。
どこかで見たような緑の悪魔が「やったらええやん」なんて耳元で囁いてくる。誰も彼もに人気で、浮気性なこいつを俺だけのもんにできるチャンスやん。据え膳食わぬは男の恥やろ?確かにそうや…でも、ほんまにそれでええんか?
「ゾム?」
「あ?…あぁ、すまん、ちょっと考えてたわ。……俺も中が実際どうなっとるか分からんし、やめた方がええんちゃう。」
「マジかぁ、やってみたかったんやけどな…ま、ゾム本人がそういうならしゃーないか。」
絞り出した答えを告げれば、珍しく潔く諦めた様子の大先生はもう用済みと言わんばかりにくるりと進行方向に向き直して歩き出した。
…きっと、これで良かったんや。たしかに明確なチャンスやった。それでも、俺は大先生に自由に生きて欲しかった。だって、俺が好きになったんは好きなこと好き勝手やってる先生なんやから。
「…せーんせ!店まで競走しようや!遅い方が奢りな!!!!」
「はぁ?!?!俺不利やんけ!!!!ちょ、おい待てゾムぅ!!!!!」
のんびりと歩いていた大先生を追い抜かして駆けていく。あんたが俺を見てくれることはないやろな、でも俺は精一杯あんたの視界に、記憶に長くおれるようにするから。
だから、いつか俺があんたの一番になれたらええな
コメント
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わあ〜〜〜第1話から胸がぎゅううってなる😭💕 四次元ポケットの設定めっちゃ面白いのに、そこに「閉じ込めて独り占めしたい」っていう暗い欲望がチラつくのがゾムの片想いの重さと切なさを一気に深めてる…! それでも「自由に生きてる先生が好きだから」って自制するところがもう、エモすぎて泣く🥺 ラストの台詞が刺さった…このまま続き読みたい!