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それは偶然だったけどな、なーんかスクープになりそうな匂いがした。
席を確保してから、食券券売機へ向かう途中やった。
ピンク髮の生徒にぶつかってしまい。
めちゃくちゃ謝ったんやけどな、あの冷徹非道と噂されている生徒会長さんと一緒に居て、しかもタメ口で普通に会話しとる。
ぜーったいなんかある。
マークしとかなあかんわ
俺はスクープが大好きや、特に人が隠したがる事を白日のもとに晒すのがな。
将来は記者になりたいんや、それが夢
佐久間くんも帰り、段々人が減っていき、帰ろうと思っていた。
「不思議な奴やったよな〜佐久間くんは、めめが話すなんて驚きや!めめなんで喋ったん?珍しすぎて正直驚いて心臓止まりそうやったわ」
「声が…良かった」
「声!?あーそうやったそうやったな!」
左手の手の平に拳を打ちつけて「ぽん」っと叩いた。
「めめは声フェチやったもんなぁ」
「いい声してた…低くもなく高くもなく穏やかな声でいてどこが色っぽくもあり、軽くイキかけた」
めめはポケットから取り出すとテーブルに細長い、シルバー色のボイスレコーダーを置いた。
「スマホ使えばええのに〜」
肩を竦ませると
「すぐ録音出来ないから…」
言いながらめめの人差し指はボタンへ向かう。
再生ボタン▶を押すと先程の会話が聞こえた。
少しづつ早送り▶▶しては聞くを繰り返しめめは、声が録れているかチェックしてた。
そして、会長さんが先に帰ってからの会話に差し掛かった。
※※※※※※
「そや!佐久間くんは、学園内の放送で会長さんに呼ばれてへんかった?」
「あぁそうなんだよ。何十人もオレに一斉に追い掛けて来て大変だったんだぜ全く……」
※※※※※※
途中で停止ボタン■を押した。
「康二俺ね、この声聞いていると心臓がドキドキして苦しいんだ」
ボソッとめめが呟いた。
「それってー」
もしかして【恋】しとるんか!?
対象が【声】なのか【人】なのかは、わからへんけど
「病気なのかな…」
「びっ病気ちゃうそれは、それだけはわかるで👍」
「本当?」
めちゃくちゃ頷いた。
俺はいい声が好きだ。
常に理想の声を探す。
今まで自分の声は興味なくて、最低限の言葉しか話さなかったんだけど
ピンク髮の佐久間という人とは、不思議と話したくなった。
握手で手を握ったけど、柔らかくて温かくてずっと触れていたい、初めてそんな感情が湧き上がった。
この声AIに落とし込んで作成しようかな…
もっとサンプル欲しいなぁ
普段の日常会話のトーンは録れたから
ヤッてる時の声とか
「あぁっヤダっもうできないってぇ」
前も後も凄い事になってるね。
擦られてキモチイイんだ。
「ちっ違うっそんな事ない」
言ってよ欲しいんでしょ?
「いっぱい欲しいよぉ」
泣き言いわないでよ
「あ、ぁっぁっぁっんっ」
想像しただけでヤバいな、少しづつアレが立ってしまった。
欲しいよ君の声