続き
注意は1話に
病み/嫉妬あり
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ワンクッション
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em視点
パチッ
目を覚ませば、白い天井が映る。
医務室の消毒液の匂いが鼻にツンときた。
zm「おはよう、起きた?」
em「あ…zm、さ…」
zm「さっき、殴っちゃってごめん」
em「い、いえ、大丈夫です…」
zm「大丈夫じゃないでしょ。手当はしといた」
em「わ、すみませんわざわざ、、!ありがとうございますっ」
zm「全然、むしろほんとにごめんね。」
em「…」
昔のzmさんだ、昔のzmさんが戻ってきた。そう思った。いや、そうだったのか。
zm「emさんお願いや、俺、emさんに嫌われてるっておもったらね、辞められなってまうねん、殴ったりしちゃうの。」
zm「お願いemさん…俺の事、まだ好きでいて。ずっとずぅっと、俺の事だけ考えて生きて…ッ」
zm「そしたら俺、大丈夫だから…emさんの事愛してるから、お願い…」
そっと抱きしめてくれた。
その温もりは、どうしても手放したくなかった。
あぁ、やっぱり私はzmさんの事が大好きなんだ。
em「はい…」
em「私の方こそ、zmさんのこと嫌いってゆって、ごめんなさい…」
これで終わればハッピーエンドだったのに。
zmさんは嘘吐きだ。
こんなの愛じゃない。
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あれから1ヶ月が経った頃か。
関係は良好だった。
em「zmさぁぁん…」
zm「emさん?どしたん?」
em「戦闘訓練で怪我しちゃって…包帯ありますか?」
射抜かれた様な表情で、zmさんは私の首元の傷を直視した。
zm「ああ、包帯…今持ってくるね」
em「ぇ、ぁぁ、ありがとうございます…」
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数日後
em視点
“あの日”の前に戻ったような不穏な気持ちになったのはこの時だった
em「rbrさん…!」
rbr「おお、emさん!久しぶりやなぁ」
rbr「しばーらく音沙汰なかったから心配してたんやで?食堂も来てなかったやろ。」
rbr「まぁ食堂来るやつなんてあんまおらんけどな笑」
そう言って軽く笑う。
そんな感じで軽い雑談をしていると、ふと恐い視線を感じた。
rbr「emさん?どした?」
em「______…」
なにか感じました
でもきっと気の所為でしょう。
そう思い気にとめなかった。
em「なんでもないです笑」
気の所為というか正確に言えば、気の所為だと思いたかった、
きっと心の何処かでは気づいていたのでしょう。
そして、このままが良かったんでしょう。
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zm視点
戦闘準備室へ向かっていると、emさんの声が聞こえてきた。
zm「emさー…」
“あの日”以来、emさんはてっきり他の男なんかとは話していないのかと思ってた。
emさんゆってた『好き』って、そーゆー事じゃないん?
rbrとemさんは、近くで笑顔で話してた。
時々聞こえてくる笑い声が俺の心を締め付けた。
やっぱりemさんは、言葉なんかじゃ分かってくれないんだね
口頭の愛なんてなんでもないただの塵だ。
そんなの愛じゃない。
zm「ごめんなemさん」
emさんは悪くない
それに。
zm「愛は口先なんかじゃないんや」
zm「emさんなら解ってくれるやろ?」
独りでにそう呟く
そうして俺は薄暗い微笑を浮かべて、準備をはじめるのだった。
はーどるばかあげw
良ければ1♡でもお願いします. ̫.)”
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