翌日、待ち合わせ場所に行くとコネシマはもう待っていて俺は焦りながらコネシマの方へと足を運んだ。
「 おぉー!来たか! 」
「 遅れてすまん、 」
「 いや俺が早く来すぎたんや
全然気にせんでええって! 」
「 ん、 」
相変わらずな元気な声で話すコネシマに少し煩いとは思いつつも話を流す
「 それで、話って? 」
「 あぁ、少し長くなりそうやし
あそこのカフェにでも寄ろか 」
「 わかったわ。 」
そう言うと手を引かれて少しお洒落なカフェへと俺たちは入店する
中に入ると、女性の店員さんが席を案内してくれて俺たちは決まった席へと座った。
何も注文しないのは失礼かなと思ったので一応飲み物とかは注文して俺たちは話始める。
「 …えっと、話なんやけど 」
「 おん 」
「 お前ってさ、今楽しいか? 」
「 …は? 」
唐突に向けられた質問で俺は頭がはてなでいっぱいになった。
「 ご、ごめんな! 」
「 いや…別に謝ることじゃないでしょ 」
「 そーか、? 」
「 …えっと、楽しいかって言われると、今はそうでも無い…と思う。 」
「 そうなんか。 」
「 でも、なんで? 」
取り敢えず、自身に問われた質問に思っていたことを話して逆に自分も聞き返してみた。
「 実は、俺最近グルッペンって奴に誘われてゲーム実況しとるんよね 」
「 … 」
「 実況するのは仲間と…んで、そこがばり楽しいんよ!! 」
「 へえ、 」
色々と情報量が多すぎて頭痛くなってきたわ。
グルッペン?ゲーム実況?
どれもよく分からない。いや、知らないのはグルッペンと言う奴だけか。
「 それで? 」
「 …それで、お前が入ったらもっと楽しくなるんやろな~って俺、考えとってん。 」
「 … 」
「 面白くて、色々と可笑しい奴らばっかでホンマに楽しいんよ!今の生活あんま充実しとらんのやろ?俺らが絶対たのしくさせたるら入らへん? 」
確かに今の生活は充実してるとは言えない
暇だって沢山ある
けれど、そんなところに俺みたいなんが入ってええんか?
入っても何も出来ひんかったら、
生活が変わらなかったら、
他の人に迷惑をかけたら
でも、おもろそうやし入りたい。
今好きなことよりも好きになれるかもしれない。自分が求めていた楽しさを手に入れることが出来るかもしれない。
そんな欲に勝てなかった俺は、コネシマからの誘いにこう答えた。
「 んな楽しそうなとこ、入りたいに決まっとるやないすか 」
「 !…よっしゃ!そうと決まれば、まずはグルッペンに連絡やな。 」
「 でも、ええんか?俺みたいなんがはいって 」
不安に思っていたことを問いかけてみる
「 むしろ入ってくれ、お前みたいな冷酷でおもろい奴が入ってくれた方が楽しそうやし! 」
「 …ふーん、 」
──それから、グルッペンさん?に許可を得て俺は正式に実況グループ及び「主役は我々だ」に入ることが決定した。
初登場の動画で、慣れずにしていた敬語はいつの間にか癖になり今まで裏ではタメだったコネシマにも使うようになった。
ホンマに今の活動は楽しくて、尚且つ俺が求めていた「記憶に残るような楽しいこと」だった為、俺は毎日をより楽しく過ごせるようになった。
今ではコネシマさんよりも仲のいい奴も出来て、オフの日はそいつと過ごしたりする。
こんなに最高な場へ誘ってくれたコネシマさんには感謝をしてもしきれない。
そして、これからのようつべやニコニコでの活動もよりみんなも楽しめるよう頑張って行こうと思う。
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閲覧ありがとうございました!!!!
一応これで完結です👍✨✨
コメントなど凄く嬉しかったし、いいね数も50達成していてビックリしました🥲💓
不慣れなアプリでしたが使い方はこれで良かったのでしょうか…?
何にせよ無事完結することが出来てよかったです!
次は何の小説出そうかな…?
宜しければリクエストなどください👊💥💥
BLでも夢でも何でもいいです!
我儘ですが…よろしくお願いします‼️🤲💞
それでは!!!!!!!