テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
中学二年の春。人生で初めての「恋」をした。
・・・
私立かすみ中学校
〇二年一組
佐野 勇斗 サッカー部
曽野 舜太 サッカー部
〇二年二組
吉田 仁人 ダンス部
〇二年三組
塩﨑 太智 ダンス部
山中 柔太朗 サッカー部
・・・
満開の桜の木の下、舞い散る花びらの中でほほえむ横顔がすごくきれいだった。一目惚れなんてそんな言葉じゃ説明しようのない感情が身体を支配して、動くことができない。周りの桜はもう散り始めて、所々に緑の葉がのぞいているのにそこだけが満開に咲いていて、天使がいるんじゃないかって、そう思ってしまうくらい。さらさらとながれる黒髪、夕日に照らされた白い肌、瞳は少し前髪に隠れてしまってよく見えないが、それでもすごくきれいなんだろうなって。声をかけてみようかと、拳をぎゅっと握った瞬間。
「はやちゃーん やっぱここにおった。もうミーティングはじまってまうで」
「あぁわりぃ すぐ行く」
名残惜しく思う気持ちをこらえて校舎へと向かった。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!