.
とるっとっとぅ
嘘を吐くのが得意だった。
悪いことをしても平気で 嘘を吐き続けて 、そんなとき思った。
大切な人に裏切られても、嘘を吐き続けたら
これが自分を信用してもらえる、これが こんな自分を変えられるって。
何度も何度も 嘘の良さに気付き、何度も何度も 溺れ続けた。
辞められなくて、辞められなくて辞められなくて辞められなくて、…
自分の本当の 性格、見た目、そして好み。
全部を嘘で 大切な人の好みに覆い続けた。
罪悪感があったあの頃とはもうオサラバ。
自分が好きになった相手のことは 全部知ってるし、何が好みなのかも 分かっていて
嘘がバレないように違うルートをずっと行き来していた。
だからもう俺もベテラン。
kn 「 … 」
「 嘘吐き。 」
…だったはずやったのになあ。
ut 『 … え? 』
『 … 』
うそ、うそだ。
ぉれ、これまで嘘吐いていた事、全部…、今、嘘吐いてる?
いつの間にバレてて…
kn 「 …ふ 、笑 」
ut 『 …っ! 』
『 … 、』
…
そっかあ。
お前、
ut 『 … はッ、笑 』
ベテランやな、笑
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!