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どうしよう?逃げてきちゃた…
後ろから追いかけて来たり…してないよね?
後ろを振り向く優雪。
その時、前から、声が聞こえた
「優雪さん」
ビクッ
「え、あ、伊東謙杜先生…」
「謙杜でいいよ。」
「あ、はい、分かりました。」
(田中先生じゃなくて良かった)
「どうしたんですか?」
「え…?」
「なんか…急いでる様に見えたんですけど…」
「あ…大丈夫です!」
「あ、それなら1ついいですか?」
「はい!」
(なんだろう?私、何かした?)
「優雪さんって、田中先生と付き合ってるんですか?」
(え、またこの話…でもちゃんと本当の事を伝えなきゃね)
「付き合ってないですよ」
「良かった…付き合ってなくて(ボソッ」
「え、今、何て言ったんですか?すいません聞こえたかったので」
「あ、すいません、こちらの話です。」
「???なら、いいですけど…」
(優雪さんが鈍感でよかった…)