テラーノベル
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急いで出たおかげで無事講義に間に合った。
理工学は好きだけど難しいなと思いながら授業を受ける。
ふと、朝のコンビニを思い出し、周りを見渡した。
やっぱり個性的。あ、カエルパーカーの人…同じ学部だったんだ。
なんて考えているといつの間にか講義は終わっていた。
前の人が焦った様子で鞄を漁り始めた。
「…クレコードが…ない!」
そう言いながらショックを受けている青髪の美形な男の子。
「探してる物ってこれですか?」
思わず声を掛けてしまった。
「!ありがとう!よかった無くなってなくて…また捨てられたのかと…」
青髪,厨二病っぽい服装。やっぱり朝会った人だ。まさかここで会うとは。
「あ…ん”ん”ん”!……ありがとな…是非ともお礼をしたいのだが…」
「見つかったようでよかったです!いえいえ…お礼なんて大丈夫です。では。」
そうして私は教室を出た。
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「…」
何故かいつもより分厚い全知全能の書を開く。
そこにはハンカチと手紙が入っていた。
ハンカチありがとうございました。
貴方も色々大変なのでしょうね。
落とされたノートに挟んでしまいすみません。ノートの内容面白かったです。
また出会う事があればお茶でもどうですか。
「…ふ、ふん。面白いと思うとは…中々センスがあるな…」
そう言う鎮魂歌(サブロー)だが実際は中身を見られたことが恥ずかしいのであった。
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