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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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 「私と、付き合ってくれる?」

 「うん、いいよ。」

 昔からの幼なじみに告白された。

 特に断る意味も無かったので了承した。

 「じゃあさ、買い物、付き合って。」

 「うん、いいよ。」

 そのまま、彼女の買い物に付き合ってあげた。

 含まれとか、小物とか、いろいろ買うのに付き合った。

 そして、最後に公園によった。

 昔からよく来ていた公園だった。

 そこに来たら彼女はこちらを振り向き、僕にあるものを握らせた。

 「なに?これ?」

 「ナイフ。」

 「え…..?」

 「私と付き合うんだったらそれなりの覚悟をみせて。」

 僕の手に握られた一本のナイフ。太陽の光を反射する『ソレ』は、偽物とは思えないような輝きだった。

 「それは、ホンモノでしょうか?ニセモノでしょうか?」

 「わ、分からないよ!」

 「ココロを決めたら、ソレで私を刺して。」

 「え?む、むりに決まってるじゃん!」

 僕が嫌だと意思表示をしても彼女はニコニコ笑うだけ。

 そのまま、しばらく渋った。何回も反抗してみたりもした。

 変わらなかった。

 だから、僕は、ココロを決めて、オモチャだと、信じて、そのまま、


 『彼女を刺した。』


 彼女の口から血が溢れ出る。

 そのナイフは、ホンモノだったようだ。

 「うそ、でしょ….」

  「さすが、だよ。じゃ、行こうか。」

 そう言って彼女はわらった。

 僕はあまりのショックに気を失ってしまった。

 意識を失う前に、彼女がとても、とても、嬉しそうに笑っているように笑っているような気が、シタ。






 「フフ。」






  〜Fin〜

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コメント

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何だ、、、掴みどころの無い恐怖を感じますね。 彼女は何がしたかったのか、、、?死にたかったのか、、、?

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