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十一章 また
「ボス…か」
アメリカは疑問そうな声を出す。
本当にボスはいるのだろうか。そういう考えが頭をよぎる。
モヤモヤしているうちに、次の広間に着いた。
「突撃ー!」
扉にソ連が突っ込む。
日帝が呆れたといわんばかりの声を出す。
「何で先輩達がいるんだよ」
日帝の目線の先には、イタ王、ナチスがいた。
「にってー!助けるんねー!」
ギャーギャー騒いでいるイタ王とは裏腹に、ナチスはとても落ち着いていた。
「ま、またこの状況…」
アメリカも見て分かるように呆れている。
十二章 仲間
その時。
「アメリカ、カナダ!ソ連に、日帝まで…」
聞き覚えのある声がした。
そこに立っていたのは、フランス、ドイツ、イタリア、イギリスだ。
「馬鹿息子。何しに来たんですか」
「日本追いかけてきた」
「なら、io達と同じなんね」
なんでも、日本を追いかけたナチスとイタ王を追いかけたようだ。
「まあ、仲間が増えて嬉しいでしょ。早くボスのところに行こう」
「おまえが仕切んな」
仕切ったソ連にアメリカがツッコむ。
「ねぇ、僕おかしいの?」
カナダがみんなに聞く。
「何で?」
「ナチスさんとイタ王さんが縛られてるの気にならないの?」
「ああ、話してませんでしたね、カナダ」
「日本との戦闘で傷ついたのにまだ戦おうとするから」
「イッヒのロープで縛った」
思っていたより子供らしい理由が、場をなごませていた。
ナチスとイタ王をそのままに、他の国はボスのもとへ急いだ。
コメント
3件
神かよ,,,