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十三章 黒幕
「なんか怪しい扉がある…」
カナダが走りながら呟く。
「そうか。任せろ」
そういうと日帝が扉の横の壁を刀で切る。
がらがらと音を立てて壁が崩れる。
そこに人影があった。
「お前誰だ!」
アメリカが叫ぶ。
すると人影がくるりとこちらを見る。
「私ノ名前ハGP5617.」
とにかく対象だろうと言わんばかりに、全員でボスを攻撃する。
しかし、カキンという音が鳴り響く。
5617は無傷だ。
「いやこいつロボットかよ。クソが!」
ソ連は文句をいっている。
その時だ。
アメリカの後ろに刃がとおる。
ガキン!
「兄さん…戦闘中によそ見しないで」
またカナダが日本の攻撃を受けている。
「ん…待って?日本?」
そう。日帝から日本に切り替わっているのだ。
そしてもう一人。
「あらー、ロシアの意識も薄れてるわ…めんどくせえ」
「世話が焼けますね」
「io眠いんね…」
「戦闘中にかよ」
チマチマ雑談を挟みながら戦う国達。
イタリアは思わず足を滑らせた。
日本はその隙を見逃さない。
イタリアに向かって切りかかる。
十四章 分担
「あ!しまっ…」
しかし。
カキン!
日本の刀を、誰かが弾く。
「誰だ…?」
ドイツが訪ねる。
「あら、ご存じないのかしら」
その声を聞いたソ連は、嫌そうな顔をする。
「お前…何でいるんだ」
「あら、簡単ですわ!ロシアお兄のGPSをたど…何でもないですわ」
「ロシア…お兄?もしかしてお前!」
アメリカの言葉に、その国はうなずく。
「はい。わたくしはソ連お兄とロシアお兄の妹、ベラルーシですわ」
「!これで分担できる…」
そういったイギリスは大声を出した。
「皆さん!戦いながら聞いてください!今から別れて戦いましょう!」
「メンバーは?」
「バカ息子vs日本さん、ベラルーシさん、イタリアさん、ドイツさんvsロシアさん」
「私、フランス、ソ連さんvs5617です!」
イギリスの意見に反対する国はいない。
一方その頃
「io、暇なんね」
ほったらかしにされているイタ王、ナチスは暇そうにしていた。
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