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11 - 第11話 寄り添う者、背負う者

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2025年06月01日

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【放課後・保健室のあと】


放課後、校舎の裏手。

柔らかな陽が差す中、ほのかは楓とベンチに並んで座っていた。


「……楓。やっぱり、もう全部分かってた。

私の家、昔から変な人が出入りしてたし……おじいちゃんも何か隠してると思ってた。

でも、楓が……忍者だったなんて……」


楓は苦笑いする。


「……ごめん。言うべきか、ずっと迷ってた。

でも、あの夜ーーもう嘘はつけなかった」


ほのかは首を横に振る。


「怒ってない。

むしろ……私に教えてくれて、ありがと」



二人の間に、しばしの沈黙が流れる。


「……でも、辛いなら、やめてもいいんだよ」


その言葉に、楓の瞳が揺れる。


「……私、辞めたくない。

まだ、戦いたいんだ。むつると一緒にーー」

そのとき、楓のスマホに一通の暗号が届く。

【新任務・白虎隊、出動】


《白虎隊、任務:本日20時・港倉庫群潜入および監視》


任務連絡を受けた楓は、その足でむつるのもとへと向かう。


「ほのかはには……もう隠さなくていい。それだけで、少し心が楽になった」


むつるは、楓の目を見て、静かに頷いた。


「お前の戦う理由が、強くなったら

   ーー

    俺も、もっとお前の隣に立てるようにする。」




【夜・港地区】


白虎隊の任務開始。

対象は、敵組織《黒連》の1部残党とされる影の動き。


港には、怪しい輸送車が複数止まっていた。

楓は灯の届かぬコンテナの陰で、目を光らせる。


「……動いた」


数名の黒装束たちが、何かを運び込もうとしている。

むつるが小声で囁く。


「ここ、ほのかの家の裏手にある港だ。やっぱり……また狙ってるな。」


「絶対に……近づけない」


その言葉と共に、楓の手のひらに赤い火が灯った。

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