絆

お餅も覚えた。

義母は丁寧に教えてくれた。

お供え餅、小さなみかん、

歩～

食べるなって！

お婆ちゃんが食べても良いって。

お義母さんが干し柿まで吊るしてた。

畑でもしてるの？…

貰い物だよ！。

いづみさんのお母さん何してたの？…

事務員してました。

私が中学生の時に交通事故で亡くなった。

父で後追いで亡くなった。

…工が嫁さん貰うとき、事務所開いてたお父さんが

安泰だって、

離ればなれになってた。

良いとこの会社に付いた。

向こうで大学院まで出たって連絡きた、その頃、弁護士になりたいとか、試験受かったって連絡くれた、

おふくろ…もう良いだろ？…

いづみ？…歩が眠たそうだ。

籍だけ入れてた私達、

春先になったら式をする。

私達、お風呂もまだ一緒に入ってなかった。

親の手前があるからって。

春先には歩が中学生になる。

春休み当たりに式したい。

工さん…焦らないで私逃げないから。

～笑っアハハそうだな。

パジャマに着替えて。

お母さんはお父さんの仏壇の床の間に休んだ。

私達は2階の二部屋あるから

…

ダメ…

夫婦だよ…いづみ…

ごめんなさい…

私経験ない…

え？…

社長とは…

首を振った。

ない…

私は工さんに抱かれた、

ウッ…

眉間にシワよせた…

ん～！

いづみ？…

何か変…

痛い-～💦

一度やめた。

シーツが赤くなってた。

やめる。

工さん…良いよ。

大丈夫だから。

時間がかかった…

赤ら顔で私達、

いけた？工さん、

まあまあかな…

春先になり、

しばらく休んでた業者、

事務所、マンション、

観に行こうか？…

歩～笑っ

はーい。

でっかいビル街…

寒いけど

２人、お義母さんと住むでしょ？…

おふくろはあの家離したくないってさ…

なんで？…私の親だよ…お義母さん私を娘みたいにしてくれたよ？…一緒に住もうよ。ねぇ？…工さん…

もう一度話してみる。

はい、お願いします。

家から離したくないって、お義母さんが言ってた。

歩ちゃんもいることだし。これからいづみさんが子供出来たら。母さんがいても…

お義母さん-～💦

お願いしますよ！…

いづみさん…

ありがとう…

お父さん？…

家を手離すことになった。

オーライオーライ！