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#たぐ?なにそれおいしいの?
#オリジナルキャラクター
エメラルド
257
NAGI [さかもっさん]
47
4話 全部赦して挙げる①
ツバサside
「お邪魔します」
花火を終えて蒼のおばあちゃんの家に着くと、既に夕飯が用意されていた。
食べ終えると直ぐに蒼から用意された部屋へ案内され、テレビを見ながら他愛のない話をした。
「ねえ、蒼…」
「何?」
「あのさ、好きな人とか…いる?」
「…え?」
「あおちゃーん!お風呂沸けたよー!」
タイミングが良いのか、悪いのかリビングからおばあちゃんの声が聞こえた。
「あ、ごめん!ちょっと行ってくる!」
蒼がその場を離れた。
思わず顔を覆う。
こんなこと聞くはずじゃなかったのに、状況に呑まれてきいてしまった。
聞いてどうするつもりだったのか、自分でも冷静になって考えると解らない。
「はぁ…」
思わずため息が漏れる。
戻ってくる足音が聞こえ、頬を叩き表情を戻す。
「ウチのばあちゃんお風呂すぐお風呂入らないとうるさいんだ。ツバサが嫌じゃなかったら…その…一緒に入る?」
「嫌じゃ…ない」
「やったー!!タオル準備してくる!」
軽い足取りで脱衣所へ駆けていく蒼。
(え、一緒に風呂!?)
冷静で居られる自信がない。
「ツバサ!タオルこれ使って!準備できた?」
「あ、うん。今準備する」
心臓がバクバクする。
「シャンプー持ってきた?」
「あー、持ってきてない」
「僕ので良かったら貸す?」
シャンプーボトルごと抱えて、ラベルを見せてくれる。
(女子か!?)心の中でツッコんで口では
「そうしてくれると有難い」
と、自分でも驚くほど冷静に返答していた。
案外大丈夫かも知れない。
この時はそう思っていた。
蒼side
脱衣所で何食わぬ顔して服を脱いでいるツバサ。
でも僕は知っている。
本当は緊張していることも、嬉しくてたまらないことも。
さっき、好きな人を聞いてきた理由も。
「あ、あのさ!洗うとこ見られるの恥ずいから
、洗い終わったら呼ぶから蒼は後から来て!」
「…うん、分かった!」
僕はツバサにだったら、なんでも赦してあげるのに。
(体洗ってあげたいな…。入っちゃダメかな。ツバサ怒るよな…。)
ツバサの頭の中の事を、全部僕の事でいっぱいにしたい。
他のことを何も考えられなくなるくらいに、そうなればツバサと僕は救われる。
コメント
1件
わあ〜〜第4話、めっちゃドキドキしながら読んだよ!!😭💕 一緒にお風呂って展開、心臓もたんかったわ…!!ツバサの「好きな人いる?」って切り出し方も可愛いし、蒼の「なんでも赦してあげる」って思考がもう尊すぎてやばい!!最後の「ツバサの頭の中を僕の事でいっぱいにしたい」って蒼の心理、切なくてエモすぎるよ…!!この後の展開が気になりすぎて今夜眠れないかも🥺✨ 慰麗梳さん、素敵な作品をありがとうございます!!続きが待ちきれないです🌸