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『君、希美ちゃん?』
急に声をかけれ反射的に返事をかえす。
「…そう、ですが。」
突然のことにびっくりしたが、翌々考えてみるとなぜこいつは私の名前を知っている。
いや、他人にこいつは失礼か?でもこいつ明らかに怪しいし…。
そう考えていると。男の子は喋り始めた。
『やっと見つけた。僕は君を助けに来たんだ。ここだと話しにくいし移動しない?』
「はぁ。…じゃなくて、何なんですかあなたは。そもそもどうして私の名前を知っているんですか?
ていうかどこにつれてくきですか。」
『まぁまぁ落ち着いて。』
「いや、落ち着けるわけ無いでしょ。」
『いいからとりあえず。』
「でm」〈ヒソヒソ〉
でも、と言いかけたとき周りの視線がこちらに集まっていることに気付いた。
このままここで言い争いをしていては埒が明かない。ここは一旦引くのが得策か。
「はぁ、もう。いいですよ。」
『ありがとう!』
※なんか近くの公園 (語彙力なくてすみません。)
「それで、どうして私の名前を知っているんですか?助けに来たってどういうことですか?」
『僕はある人に秋月希美を助けてほしいと言われたんだ。希美ちゃんはきっと誰かの助けを待っているから
はやく助けてあげてほしいって。』
?????
「なんだかよくわかりませんけど、私は助けなんて求めてません。そもそもそのある人って誰なんですか?」
『それはね….。僕にもよくわからないんだ。』
「は!?」
「じゃああなたはよく知りもしない人から私の名前を聞いてここまで来たというんですか!?」
『そうだね。』
「どうして…。あなたは私のことについてどれくらい知っているんですか?」
『う〜ん。君の”過去”とか?』
「は…?」
なぜ?なぜこいつが私の過去を知っている?
「そうですか。なら私はもう帰らせていただきます。」
もうこいつと話すことはない。話したくない。嫌だ。
またあの日々に戻るのだけは。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。
『待って!』
気がつくと手首を握られていた。
振りほどこうとするが流石に男の子の力には勝てないようだ。
「話してください!」
『嫌だ。僕にはまだ君と話すことがある!』
「私にはありません!」
『ある!』
「ない!」
『あるんだって!』
「もう、いい加減にしてください!」パシッ
『待って!』
ようやく手を振りほどくことに成功し、雨に濡れることも気にせずに全力で走る。
何なんだあいつは。私の過去を知って話しかけてくるやつなんていない。
だから、あとから一人になるより最初から一人になることを選んだ。
なのにどうして。
どうして私は、あいつがもしかしたら助けてくれるかもなんてありもしない期待を少しでもしてしまったのだろう。
何だこのよくわからない物語は。一応頑張って完結はさせます。
最後はグッチャグチャになってそうだけど…。