〜向井side〜
向井「…なんやこれ… 」
ラウール「…まさか…」
目黒「…でけぇ」
街に行ってみるともう真っ暗…
なんも見えへんやん…
そしてその中になんの形かも分からへん怪物が暴れ回っとる…
…デカすぎるやろ…。俺らなんか豆粒やん…
ルルギア「如何ですか?我々の闇。素晴らしいでしょ?」
ラウール「…誰?」
目黒「…お前…」
向井「…さっくんと居った…」
呆然と立っておった俺たちの目の前に現れて声をかけてきたのはあの時さっくんと一緒におった…たしかルルギアって奴よな…
ルルギア「さすがSnowManの皆さんの力だ。一般人よりもはるかに闇の力が大きい。」
向井・目黒・ラウール「…え?」
やっぱりふっかさんたちからも闇を集めたんや…。
…だからあんなデカいバケモンを…
ルルギア「感謝致しますよ。私の策にハマっていただけたこと。…すぐに偽物と見破られた時は焦りましたが。」
…あんな奴なんかに騙されるなんて…悔しすぎるわ…!
目黒「ふっかさんたちをどうするつもりだ?」
めめが声を出してくれた。
…せや、あのままふっかさんたちまで闇にされたら俺らは…
ルルギア「ご安心ください。佐久間さんたちのように我々の闇に加わりいただくことはいたしません。」
向井「…え?どういうこと?」
目黒「ならなんで3人を襲ったんだ…!」
ラウール「…何を企んでるの?」
奴が言った言葉は俺らの予想とは全然近くて…余計に焦ってしまう…。
…あいつの考えが全く読めへん…
ルルギア「彼らにはあのまま一生苦しんでいただきましよう。…我々のために闇を出し続けて頂きます。」
…闇をずっと出し続ける?…それってつまりこのままずっと眠ったままってことか?…苦しみながらずっと奴らの為に?
ルルギア「彼らが力尽きれば……それまでです。」
目黒「…お前…許せない…」
ラウール「……酷い」
…それって…力尽きたらふっかさんも照兄もしょっぴーも…
ルルギア「大丈夫ですよ。もちろんあなたたちもご一緒ですから。」
俺らは倒してから俺らからも闇を奪うつもりなんか…
…もう既に6人の闇ででっかいバケモンを産み出せるくらいや…これ以上奴らに闇が集まってしまったら…もう取り返しがつかなくなってしまう…
目黒「…ふざけんな!俺たちはお前たちの道具じゃない!なんでも思い通りには行かない!」
ラウール「…ふっかさんたちを解放しろ!」
向井「さっくんも阿部ちゃんも舘さんも返せ!」
もう奴らの好きにやらせる訳にいいかへん。…俺らで何とかせんといかん…!…俺らで…
ルルギア「深澤さん岩本さん渡辺さんを助けたいのであればあの怪物を倒してください。」
…みんなを助けるには…あの怪物を倒すしかない…
目黒「…行こう…」
向井・ラウール「…うん。」
めめの言葉に頷いて能力を出しながら飛び出そうとした時やった…
怪物「ぐわあああああああああぁぁぁ!」
向井・目黒・ラウール「うわっ!」
突然怪物が大きな鳴き声をあげた。
その鳴き声は衝撃波となって街全体を攻撃した…。…もちろん俺らにも…。
ラウール「…街が…」
向井・目黒「………………。」
その鳴き声だけやのに街はもうバラバラになってしもうた…。
向井「…とにかく攻撃や!攻撃をしまくるんや!」
目黒・ラウール「うん…!」
鳴き声に吹っ飛ばされた俺らに向かって容赦なく巨大な腕を振り下ろしてきたところをジャンプして避ける。
そして俺たちは怪物の様々なところから攻撃を打ち続ける。…全く効いてへんけど攻撃し続けていれば必ず…
怪物「ぐわあああああああああぁぁぁ!」
向井・目黒・ラウール「…うわあああ!」
…しかし怪物の巨大な腕で再び吹っ飛ばされてしまった…
向井「…っ。…めめ、…ラウール…」
目黒「…くっ。」
ラウール「…うっ。」
怪物「ぐわあああああああああぁぁぁ!」
向井・目黒・ラウール「ゔわああああああぁぁぁ!」
倒れて動けない俺たちに怪物は容赦なく攻撃を打ってきた…
ルルギア「さて。ここまでですかねぇ。」
ルルギアが倒れとる俺たちの前に立った…。…顔は見えへんけど気配で分かる…。…コイツの闇の強さを…。
ルルギア「早く楽にして差し上げますよ。」
薄れる視界の中で奴の手がこっちに向かってくるのが見えた…。…終わるんか…ここで…。
めめとラウールは既に意識を失ってしもうてる…。…俺ももうあかんけど…。
…もはや動くことも出来ひんし抵抗したところで勝てへん…。…俺はそのままを閉じた。
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