テラーノベル
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私の名前は、星野愛美。中学2年生。
「はぁ…」
消え去りそうなほど小さなため息を一つつく。
「テストを返しますね」
学校の担任の先生が言う。
テスト返しなど何故あるのか、そもそもテストが無ければいい話なのに。考えても意味のないことを考える。
「〇〇さん,〇〇さん,ーー」
まただ、やっぱり名前は呼ばれない。想像通り。つまり、、
「終わりましたね。星野さん残ってくださいね」
そんな満面の笑みで圧をかけられても…
「帰ろー!」
私は、さっきのことが何もなかったかのように友達を誘う。
「忘れてる…よね?」
「あははっばれちゃったかぁー」
この子は、桜井彩綾。私の大親友であり幼馴染。何かあれば、お母さんみたいに守ってくれる。
「わ、私ぃ行かないよ…?」
もし行けと言われても行かない。絶対。
「行きなさい!」
「いやって言ってんじゃんっ!」
理由は、先生の説教そして、勉強が長いからだ。
「だめ!」
「いやーっ!って力強っ!?こんのぉっ!マウンテンメスゴリラっ!」
「…」
「…」
無言が続く中、そのマウンテンメスゴリ…じゃなくて彩綾が言う。
「愛美の好きなbacon lettuce※BLかってあげるよ?」
無駄に発音がいいのが気になったが、無視をして、BLの本を買ってくれると言うことだけに集中した。
「ほんとにぃ?」
嬉しすぎて自分では分からないくらい満面の笑みを浮かべる。
「何よその顔。本当よ!ただし、行ったら!だよ。」
やはり顔の事を言われてしまった。これでも一様学年一の美少女ならぬアホって言われてるんだからね!
「行きます。はい。行きますとも。」
口が勝手にすべった。
「よろしい。」
BLを買ってくれる喜びはあるがもう一つ…、
「まってて…ね?」
「はいはい。」
やった!と言う喜びの声を抑えながら地獄の教室へと向かう。
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