唄

「 あ 、もうこんな時間時間ですね 、 」

「 あっという間でしたね 」

「 ですね 」

お互い名前も知らない2人の間に

何が生まれるというのか

「 あの、！ 」

「 はい、？ 」

「 お名前お伺いしても 、？ 」

思い切って聞いてみた 。

なんか今更な気もするが 。

「 あー 、言ってなかったですね！上妻陽那

っていいます 」

彼女の太陽の笑顔に相応しい名前のように想える 。

「 じゃあ 、あなたのお名前も教えてくださいよ、！ 」

「 あ 、大森元貴っていいます 」

「 へー 、そうなんですねっ 、元貴さん 」

僕の顔を覗き込みながら言った 。

そんな近づいて言われたら 、理性が保てる気がしない 、、

「 じゃあ 、今日はお暇しましょうか 、？ 」

なんだか寂しい気もする 、

「 ああ 、そうですね 、 ｣