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bnside
俺に名前はぼんじゅうる。とある会社に所属しているのだが、色々あって俺は今、自分の会社の社長と同棲している。
社長の名前はドズルという。俺より10個年下なのだがしっかりしている。
俺とドズさんが同棲を始めたのは今年の夏からだ。
今の季節は冬、いや、秋と言ったほうがいいのだろうか。とにかくまだ社長と同棲を初めて数ヶ月しか経っていない。
bn「ドズさーん、ただいまー。」
俺は社長宅の玄関の扉を開ける。
中から返事がない。この理由が俺とドズさんが同棲している理由だ。
bn「ドーズルさーん。」
俺がリビングのドアを開けた時ドズさんはベランダの柵の上に座っていた。
bn「ちょちょちょ、ドズさん。またそんな危険な場所にいて、、、。危ないでしょ。」
dz「、、、」
彼から何も返事が帰ってこない。
そもそもドズさんが座っていた場所はタワマンのベランダである。この部屋の高さは5階。俺は下を見るだけでも怖いのにドズさんは平然とそこに座っている。
bn「ほらー、外寒いでしょ。中に移動するよ。」
dz「、、、」
俺は返事のないドズさんを引っ張って部屋の中に入れた。
俺はドズさんをソファに座らせて温かい飲み物を準備する。長袖を着ていても寒い時期で、ずっと外にいたドズさんの体はとても冷たい。
bn「はい、ドズさん。これを飲んで温まりな。」
dz「、、、」
何も返事が帰ってこない。
俺が置いたコップすら見向きもしない。
いや、彼は何も見ていないのだ。
もう何も見たくないと言わんばかりの虚ろな目。
何もしたくないと言うような力の入っていない体。
呼吸をしているかすら分からないぐらい胸も動いていない。だけど彼は生きている。
ドズさんがいつからこうなっていたのか全くわからない。俺がこの異変に気づいたのが遅かったのだ。
もう何年も一緒にいるのに気づいたのはココ最近。
俺がドズさんと配信しようとドズさんの家に行った時だった。
今更悔やんでも仕方がない。ドズさんを死なせないために俺はここにいる。
飲み物を飲みそうにないと悟った俺はドズさんを寝室に連れて行く。
bn「ドズさん、寝室に行くよ。あったまって寝よう。」
そう声をかけ、ベットの上にドズさんを寝かせる。
bn「ほら、ここにはあなたを責める人は誰もいない。だから寝よう。」
俺はしいいながらドズさんの頭を撫でる。そうするとすぐにドズさんから寝息が聞こえた。
前よりやせ細った体。目の下には濃いクマがある。
bn「少しぐらい、俺に相談してくれてもいいのに。」
俺はそう吐き捨てて寝室から出ていった。