テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

「優ー?今日カフェよって帰らない?」


授業が終わり、帰る準備をしていたら瑠衣が、そう話しかけてくる。


「あー。ごめん。今日は用事ある。」


「え?あぁ、了解ー!また今度!」


察してくれたのか、他の人を誘いにそちらへ歩いていった瑠衣。


今日は、お母さん達が旅行へ行く日。


だから、早く帰って家に居ないといけない。


私を連れてってくれてもいいのに…


でも、お母さん達の恋を邪魔する訳にも行かない。


はぁ、早く帰らないと…



「うぅっ…」


学校を出て少し歩いた時、どこからか唸り声が聞こえる。


苦しそう…


周りを見渡し、声が聞こえるところまで歩く。


「えっ、鈴瀬さん…?」


木影のところに、苦しそうに顔をうずめている鈴瀬さんの姿があった。


「あ、杉山さん…」


涙を浮かべてこちらを見た鈴瀬さん。


「えっと、どうしたんですか?どこか痛い?」


お腹を抱えているから、腹痛がしているのかも…


「う、うわぁぁ!」


私が背中をさすると、鈴瀬さんは私に抱きつき泣き始めた。


「えっ、鈴瀬さん?!えっと、とりあえず、ここは汚れるので、ベンチ行きましょう?」


コクっと頷き、私に掴まりながらベンチに移動する。


「えっと、鈴瀬さん、なんで泣いていたのか、聞いてもいいですか…?」


あんなに泣いたってことは、なにか事情があるはずだ。


「えっと、実は私…」


「妊娠、しちゃったの…」

この作品はいかがでしたか?

45

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚