剣持「はい。ここだよ」
「ここ…?」
剣持「うん。それじゃあ早く入ろう。多分マネージャーさん待たせてる」
あらま、それは急がねば。
「…剣ちゃんって呼んで大丈夫?」
剣持「うん。大丈夫。俺もいつも通り呼ぶから琥珀もいつも通りでよろしくね」
「うん…りょーかい…」
眠いなぁ…。早く家に帰りたい…。
「剣ちゃん。どこに行くの?」
剣持「あぁ…俺…僕が案内するからついてきて」
…僕…久しぶり…。会社だから…?
「…ん。よろしくね?」
剣持「…っかわ…まかせて」
ん? なんて? …昔から剣ちゃんたまにボソッと何か言うんだよなぁ。
…次ボソッと何か言ってたら聞いてみよう。
そんなことを思っていると、突然後ろから話しかけられた。
??「あれ…? もちさん…?」