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皐月side
俺はそのまま梅宮を引き摺る形で借りる部屋まで歩いて行った。
皐月『だー!重い!!自分で歩けって!』
梅宮「俺今心に傷おってるからぁ……。」
皐月『失恋くらいでメソメソすんなっ!お前総代なんだからシャキッとしろっ!』
梅宮「なんか最近の皐月柊みたいになってる……、もしやデキて…皐月『ねーよバカ。』ぅう。」
子泣き爺みたいに抱き着いて離れないコイツをどうしたら……。
梅宮「…お、ココだぞ借りてくれたとこ!」
急に離れてこっちこっちと手招きする梅宮。
1発、いや、5発くらい殴らせて貰っていい?
皐月『……。はぁ、わかったって、今行くから…。』
部屋に入れば中は思った以上に広く2LDKはあるか?
梅宮「じゃあ、残りの日宜しく頼むな!」
顔が太陽ですかと言わんばかりの笑顔で手を出す梅宮…。
皐月『それはこっちのセリフだっての…。わざわざ巻き込んですまねぇ…、よろしくお願いします。』
俺がそう話せば梅宮は
梅宮「もー、皐月って変なとこで律儀なんだから〜。俺が、俺たちが好きで皐月と居たい、皐月の為にしたいって思ったからここに居るんだ、変に構えんな!」
梅宮はそう言うと俺の頭を優しく撫でた…。
……、ホントこのスパダリ野郎は……、でも、暖かくて、気持ちいいんだよな…。