テラーノベル
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『言葉で紡ぐ恋のライム』
〜マイクで紡ぐ恋の予感?〜
番外編10『キスしないと出られない部屋』
山田一郎&碧棺左馬刻
『……めんどくせぇ所に閉じ込められたな。』
『チッ。誰だよこんな部屋に閉じ込めたヤツ。』
『ま、まぁ落ち着いて…。』
(キス…。しないとって言うのは私が?
一郎君と左馬刻さんに?…えぇ!?そりゃあそうよね、この犬猿の2人がキスするなんて無理よね。男同士だし。いやでも…キスって、唇?ほっぺとかじゃなく?)
『(/ω\*)プシュ—♥』
『色々考えすぎてキャパオーバーみたいだな。』
『そ、それは、だって、キスって…。』
『恥ずかしいなら俺からしてやろうか。』
『いやそういうことじゃなくて…キスはどちらからでも恥ずかしいんですけど…。』
『本当照れ屋なんですね。』
『でも、どちらかとキスすればいいってことだろ?一郎のダボより俺としてさっさと出ようぜ。』
『あぁ?お前だけに独占させて溜まるかよ。』
『大人の階段無理して登るの辞めとけよ童貞w』
『てめぇ、ぶっ殺す!』
『もぅ!喧嘩しないでください!』
『『……悪い。すみません。』』
(こうしてても埒があかないし…どうすれば…。)
私は一郎君に声をかける。
『一郎君。すぐに済むから。目を閉じて。』
『え…?』
私はほっぺにキスをする。
チュッ。
『は?』
ガチャ
『あ、開いたね…』
『あ、え、っと…』
私はそそくさと部屋を出ようとする。
グイッ!
左馬刻さんに手を引かれる。
『俺様を選ばねぇとはいい度胸してるよな?』
『え、あの…んぅ…!』
強引にキスをされる。
『ん、んっ、ふぁ…っ。』
しばらくして唇は離れる。
『…ふん、俺様を妬かせた罰だ。』
『っ……』
『てめぇだけズルいんだよ。麻里衣さん。次は唇に。』
『も、もう開いたんだから出ないと…』
『左馬刻に負けるなんて俺が許しません。』
『んぅ…。』
『…2人なんてもう知らない。』
『キスしたくらいで怒んなよ。』
『うるさいです。(˘^˘ )フンッ』
(怒った顔も可愛いな。)
山田三郎&入間銃兎
『待っててくださいね、今すぐここのシステムをハッキングして鍵を開けますから。』
『ここを作った人を今すぐしょっぴきましょう。』
『2人して笑顔で怖いこと言ってる…。三郎君、気持ちは嬉しいけど、多分無理だと思う。銃兎さんもとにかく落ち着いて下さい。』
『麻里姉……。』
『でも、よろしいんですか?キスしないと出られない部屋なんて私か三郎君のどちらかとキスしないと出られないんですよ?』
『三郎君か…銃兎さんか…』
『麻里姉にとってキスが初めてなのか分かりませんがその…大切にしたいものじゃないですか?』
『もし仮に初めてじゃないって言ったら…』
『『その男を探し出して後悔させます。』』
『だから怖い…。でもそうなると出られなくなるけど…何か対策はあるの?』
映画見たい
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椎名
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8
不羽@見る専に戻りたい……が…
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『『……。』』
(そうなると…こいつとすることになるのか?絶ッ対嫌だね。)
(私だって同じ気持ちですよ。)
『あの、2人共?』
『さっきはあんなこと言った手前、やはり男同士でするのは気が引けます。なので…』
『麻里姉とキスして早く出ましょう。』
『ま、まぁそうなるよね…私は別に構わないけど…。』
『じゃあ私がします。』
『は?ここは年下の僕に譲れよ。』
『ガキのキスじゃ麻里衣さんも満足出来ないだろ。ここは黙って大人に譲ればいい。』
『この……っ。』
『え?わっ!』
三郎君は私の手を引く。
『さ、三郎く…。』
『僕だって…男なんですから。』
チュッ。
『ん…。』
『へぇ……( *´˘`*ꐦ)』
ガチャ
『開きましたね。出ましょう。』
三郎君が私の手を引いて部屋から出ようとする。その時――。
後ろから銃兎さんに抱き締められる。
『あ、あの、銃兎さ――』
『…上書きしてやる。』
『んぅ……っ。』
舌を絡められてキスをされる。
『ん、んんぅ!』
『この、早く離れろ!』
『はぁ、はぁ…なに、するんですか…』
私は腰が抜けてしまう。
『クスクスッ。嫉妬ですか?三郎君。』
私は麻里衣さんをお姫様抱っこする。
『気安く触れるな!早く下ろせよ!』
『やれやれ、子供ですね。これくらいで嫉妬するとは。』
『くそ…っ。』
(大人気な…。)
山田二郎&毒島メイソン理鶯
『……とりあえずドアを破壊しよう。』
『何を持ってのとりあえずなんですか?』
『接吻というのは女性にとって大切なものであろう。易々と純潔を汚してはならない。』
『理鶯さん…』
『な、なぁ、百合菜。キスしたら子供が出来るんだろ?』
『『!?』』
『え、えっと、キスで子供はできないかな〜?』
(そうだ、二郎君おばかさんだった。)
『…失礼だが、接吻しただけで子供というものは――』
『あー!ダメです!』
私は理鶯さんの口を手で塞いだ。
『むぐっ。』
『あえてホントのことを言わなくてもいいかと…。』
『ふむ、とにかくキスの場所の指定はないみたいだ。手の甲とかでもいいのではないか?』
『そ、そうですよね。じゃあ――』
と、理鶯さんの手に触れようとした時。
グイッ!
『んむっ。』
二郎君に手を引かれ、唇を塞がれる。
ガチャ
『俺…ちゃんの責任取る。お前も、お前の子供も養うからな!』
『じ、二郎君…。』
(もうこのままで成長してもいいと思う。純粋でおバカなままの二郎君で……。)
『鍵は開いたようだな。出よう。』
『そ、そうですね。』
『…先を越されたが、今度は小官にさせてくれ。』
『!?』
飴村乱数&神宮寺寂雷
『寂雷は引っ込んでて?ボクがまりぃちゃんにキスするから。』
『飴村くんでもこれだけは許せません。私だって彼女のことを…』
『大人気なーい。自分より年下にライバル視するとか〜。』
『く…っ。』
『あの、2人とも喧嘩は……』
『じゃあ、まりぃちゃん決めて?』
『は?』
『ボクか、寂雷。どっちにチューされたい?』
『え、えぇ…。』
(そんなの、選べるわけ、ないのに…。)
ドンッ。
『ねぇ、どっち?』
乱数さんに壁ドンされる。
『ら、乱数さ…っ。』
『優しくするよ。麻里衣さん。』
クイッ。
寂雷さんに顎を持ち上げられる。
『ま、待ってくださ、2人とも――。』
私は2人を止める。
『私が…おふたりにします。』
『『!!』』
『その方が、公平ですから。』
『まぁ、それで勘弁してあげるか〜。』
『麻里衣さんからキスしてくれるなら…これ以上嬉しいことはありませんね。』
『えっと、じゃあ、乱数さん。失礼します。』
『はーい。』
乱数さんは目を閉じる。
チュッ。
『ボクの唇、甘いでしょ。飴舐めてたから。』
『っ……///』
『麻里衣さん。私はいつでも構わないよ。』
『は、はい。』
チュッ。
『可愛らしいキスだったね。』
『も、もう、からかわないで下さいよ…。』
夢野幻太郎&伊弉冉一二三
『キス、ですか…相手が麻里衣さんなら大歓迎。でもこのホストがいるのは気に食わないですね。』
『はぁ?夢野っち喧嘩売ってる?』
『クスッ。ところで…麻里衣さん。何故壁に寄ってるんですか?』
『キスなんて、無理です…恥ずかしい…///』
『『グサーッ( ´ཫ` )』』
((かわいい……。))
『そんな可愛らしい反応をされると…小生も男ですから…耐えられなくなります。』
『俺っちも…そんな可愛いとこ見せられたら理性が保てないわ。』
『え、あの、2人とも……?』
一二三さんが私の唇を塞ぐ。
『んむっ。』
ガチャ
『ん、んんぅっ。』
舌を絡められる。
『ひ、ひふみ、さ、もう、鍵、空いて…んんぅ。』
『いいじゃん、誰も邪魔入らねーし。』
『チュッ。妬けてしまいますね。麻里衣さん。』
幻太郎さんが私の耳にキスをする。
『ひゃっ!』
『小生のことも構ってください。』
後ろから抱き締められ首筋に舌が這う。
『ひゃ、んっ、やめ…っ。』
『その蕩けた顔、すごくそそる…可愛すぎっしょ。』
『もっと乱れて構いませんよ。』
『っー!』
数時間後。
『あの、まりぃっち。機嫌直して?』
『……ふんっ。』
『怒らせてしまいましたか?』
『2人なんてもう嫌いです!』
『『=(´□`)⇒グサッ!!』』
有栖川帝統&観音坂独歩
『まず壊せるか試してみよーぜ!』
『見た感じ頑丈な扉ではなさそう…』
『き、キスって…この2人と…』
『ん?顔赤くね?百合菜。』
『大丈夫ですか?』
『大丈夫、ではないけど…』
『キスなら俺がしてやるよ。リーマンはすっこんどけ。』
『は?俺だって譲れない。百合菜さんが好きなんだ。』
『よし、じゃあサイコロで決めようぜ。丁が出たら俺。半が出たらお前だ。』
『の、望むところだ!』
2人はサイコロを振ろうとする。
『ま、待ってください!』
『『!!』』
『指定がないなら私が2人のほっぺにすれば済む話です。だから、喧嘩しないで…下さい。』
『『(,,,・-・,,,)➳♥キュン』』
『ま、まぁ、お前がそういうなら…』
『でも、いいんですか?』
『そうしないと出られないなら仕方ないですよ…。』
私は照れながら2人に近付く。
チュッ。チュッ。
『『……っ。』』
キュン死_( :⁍ 」 )_
『え、あの、2人とも!?』
((可愛すぎるだろ……。))
『それで2人とも気絶して倒れたのね。』
『私の何がいけなかったんだろ。』
『キスしたこと自体もやばそうだけど、可愛いキスだったからじゃないかしら。』
『えぇ…。』
白膠木簓&躑躅森盧笙
『けったいな部屋に閉じ込められたなぁ。』
『せやなぁ。キスか…とりあえず俺と盧笙でやってみるか?』
『いやなんでや、男とキスなんてしたないわ、いくらお前でも。』
『がーん!』
『アホ、口で言うやつがあるか。』
『なははっ!ところで、麻里衣ちゃん。
警戒心強くない?なんでそんな俺から離れとるん。』
『いや、盧笙さんならまだしも、簓さんは…』
私は盧笙さんの背中に隠れる。
『俺が何したんや!』
『簓さんにキスされたらその…なんとなく怖いので。』
『あーその気持ちわかるわ。粘着質やもんな。』
『盧笙まで!ショックやわァ…』
『ほんなら俺とすることになるけど…それでもいいん?』
『キスしないと出られないって言うなら…盧笙さんと…』
『…無防備過ぎやろほんま。心配になるわ。仮にもここにいるのは麻里衣ちゃんのこと好きな俺たちだけやのに。』
『っ、いや、そんなつもりで言ったわけじゃ…。』
と、その時――
簓さんに手を掴まれ、唇を塞がれる。
『んんっ。』
『簓……。』
『ん、や、簓さ…っ。』
『…はっ。可愛い顔やな。』
『何でいきなり…』
『ドアは開いたみたいやな。出よか。』
『待てや。お前だけキスしたなんて許さへん。』
『え?』
盧笙さんに手を掴まれ、抵抗出来ない。
『ま、待って下さ――』
『待たん。』
『んぅ……/////』
(舌が……。)
『ぷはっ…。』
私は力が抜けて座り込む。
(盧笙さんの簓さんに対する対抗心が……えぐい。)
『さ、出るで。』
盧笙さんは私を軽々抱き上げる。
『ろしょー!ずるいで!』
『うっさいわ、先に抜け駆けしたんわお前や。』
(もう勘弁してください……。)
波羅夷空却&四十物十四
『…よし、麻里衣。拙僧として早く出るぞ。』
『ちょ、待ってくださいっすよ!自分も麻里衣さんのこと好きなんですから空却さんだけずるいっす!』
『じゃあお前がしろ。拙僧は出れるならどっちでもいいからな。』
『まぁ、ずっとここにいる訳にもいかないもんね…十四君。』
『え、えっと…。』
(自分から言ったものの、やっぱり恥ずかしいっす…。)
『……(/// ^///)』
『照れちゃったみたい…。』
『ったくしょうがねぇ…。麻里衣。十四からすんじゃなくてお前からしてやればいいじゃねぇか。』
『私から?』
『あぁ。十四、顔上げろ。』
『えひゃっ。』
ドンッ。
『ちょ、空却く――』
押された勢いで唇が触れ合う。
『『!?』』
ガチャ
『っしゃぁ、出るぞ〜。』
『空却君っ!』
『あ?怒んなよ。』
『_(𖦹.𖦹⸝⸝⸝_)プシュ〜』
『十四の奴修行が足んねぇな。おい、麻里衣。』
『な、なに?』
『次は譲らねぇからな。』
『っ…///次なんてないからー!』
後日談
『そっか…お姉ちゃんも大変だったね…。』
『色んな意味でね……。』
『それで、お姉ちゃん、2人のこともう許してあげたら?』
『幻太郎さんと一二三さんのこと?』
『『……。』』
『もう2時間も正座させられて…限界みたいだよ、色々。』
『密室であんなことしようとするから罰よ。罰。』
『お姉ちゃん目が笑ってないよ。』
めでたしめでたし…
コメント
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ぷちさん、読ませていただきました!「キスしないと出られない部屋」、もうドキドキが止まりませんでした…!それぞれのペアごとにキャラの個性がしっかり出ていて、特に二郎くんの「キスで子供ができる」発想には思わず笑っちゃいました。最後の後日談で麻里衣さんが怒ってるのも可愛くて、キャラ同士の関係性がぎゅっと詰まった番外編でしたね。甘酸っぱくて温かい気持ちになりました🤍