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私の人生は一度終わりを迎えている。
命の火が消えるその瞬間の記憶は鮮明で、確かにあの時私は死んだはずなのに、過去に戻ってアッシュの元へ嫁いだ日からやり直すことになった理由をずっと考えていた。
『戦争を止め、アッシュを救う』
それが、もう一度人生をやり直すチャンスを貰った私の使命だと信じてここまで来た。
それなのに――。
「ウィリアム・オルレインの死刑を執行する」
呆然とするリオネルには見向きもせずに王座に座った王は、自分の腕を重たそうに持ち上げると、ふっと力を抜いた。
重力に従って振り落とされたそれが合図だったかのように、大鎌を持って構えていた執行人は動き出す。
歓声が上がる中、鉄の塊を引きずる音がだんだんと近づいてくると心臓はバクバクと＊＊＊＊＊＊＊＊＊
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