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宮沢「アカネにそう言われて以来、私の心から【小さくて情けないサラリーマン】
という言葉が離れなくなってしまったんです。
…そして私は、ある事件に巻き込まれてしまって…
気が付いたら、こんな大きな体になっていたんです」
宮沢さんは、体育座りをしながら、悲しそうに言った
ジンペイ「スゲェ!大きくなりたいっていう想いが実ったんだな!」
アゲハ「それって身体の大きさの事じゃないよね…;」
そんなやり取りをしている陰で、アゲハ達の担任教師、臼見沢先生がいる
臼見沢は自分の髪の毛を1本抜き取ると、息を吹きかけた
それは、虫のように蠢き、宮沢さんの頭に入っていった
その途端苦しみ始め、顔を両手で覆う宮沢さん
アカネ「お、お父さん…?」
宮沢さんの体はだんだん筋肉質になり、上半身の服が筋肉の膨張で張り裂ける
サイクロプス「サイクロォォプス!!」
宮沢さんは、怨霊『サイクロプス』となってしまった
アカネ「お父さんっ!」
ジンペイ「おい、お前!お前みたいなデカいだけのやつに…」
せっかくジンペイがカッコよくセリフを言ってたのに、サイクロプスは
ジンペイを足で踏み潰してしまった←
マタロウ「踏み潰されちゃった!」
アゲハ「ジンペイ!」
ジンペイ「ところが、すっとこどっこい!」
コマ「どこからともなく声が!」
マタロウ「そうか!何らかのヒーロー的なアクションで躱していたんだ!」
アゲハ、マタロウ、コマはジンペイの姿を探す
フブキ「スマホで撮ってるから、見てみよう!」
アゲハ「普通、この状況で撮る?;」
アゲハが的確な突っ込みを入れるが、フブキは「気にしない、気にしない!」
と言ってのけた
皆でフブキのスマホを見る
スローモーションで撮ってある
ジンペイが踏み潰される寸前に、バケーラが横からジンペイを押している
マタロウ「そうか、バケーラが!」
そこで、何故かモモが乱入してくる
アゲハ「えっ、モモ君?;」
モモが乱入してきたせいでジンペイとバケーラはすっころび、
3人して潰された←
「「「「あ」」」」
それを見た5人は呆気に取られる
マタロウ「結局潰されてんじゃん!」
サイクロプスの足の前に、3つの穴が開き、ジンペイ、バケーラ、モモが姿を見せる
どうやったらあんな硬い地面から出られたのだろうか
3人の頭にはたんこぶが出来ている
モモ「けっこう痛いですねぃ」
ジンペイ「間一髪だったぜ」
マタロウ「どこが!」
ジンペイのボケにマタロウが突っ込む
ジンペイ「そうだ!デカい相手には『あれ』だ!」
ジンペイは何かを思いつき、イヤーチップでえんら先生のもとに通信する
ジンペイ「えんら先生!ガッコウガ―発進お願いします!」
ところが、返ってきた返事はNOだった
えんら「無理~、今修理中~」
ジンペイ「え」
予想外の言葉に、ジンペイは固まる
ジンペイ「じゃああれどうすんの?デカいし狂暴だし!」
流石のジンペイでもえんら先生には調子を狂わされる
えんら「ジンペイ君、分かってるでしょ?変身して戦うの」
ジンペイ「やっぱそれか;」
優雅に爪にマニキュアをつけているのは、保健室のえんら先生
ジンペイ「こうなったら仕方ねえ!」
ジンペイはYメダルを取り出す
ジンペイ「変身!」
ワーイ! changeform ヨウカイヒーロー!
桜吹雪の竜巻に包まれたジンペイはポーズを決める
ケンゴウベニマル!
ベゼルを回すと『Y』の文字が浮かび上がる
ジンペイの背後にバケーラが現れ、リボンのように細くなり、ジンペイを包んでいく
ワーイ!ワーイ!ワイワイワイワイワイワイ… SP!
桜吹雪のイメージの中、カッコよくセリフを決める
紅丸「赤く染まったこの体、お主の血で更に赤くなる、の巻!」
妖怪HERO『剣豪紅丸』の参上だ
アゲハは、前に一度使ったため、めったなことでは使わない