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皐月side
それから昔の獅子頭連の話になったり…、拳は対話とか言う梅宮に桜は真剣に悩んだりしてて……。
対話…、ねぇ……。
俺には一生分からないだろうな…、何せ知りたいとも、知ろうとも思った事がない。
邪魔なヤツらをぶん殴って終わり、両親が他界してから荒れに荒れて、他者からも俺自身からも目を背けて来た…。
俺がしてる事は偽善だ、俺自身がやりたくてやって、やりたくないものからは目を背けている…。
でも、遥は違う、きっとこれからも前を向いて強くなっていくんだ、俺みたいになって欲しくない。
俺は遥の背中を押せればそれでいい、皆の背中をそっと押して前へ歩いて行って欲しい、俺はそれだけで十分だ。
梅宮「皐月!」
皐月『ぉおっ!どした?そんな声荒らげて?』
梅宮「何回呼んでも返事ねぇからさ…、体調悪いのか?」
皐月『あー、違う違う、ちょっと考え事!』
周りからの目線が痛いが事実だし……。
梅宮「…そっか、明日のタイマン皐月もちゃんと来てくれよ!俺らの事見守っててくれ!」
皐月『はいはい、景品なんで行きますよー(棒読み)』
楡井「もー!皐月さんは景品じゃないですって!!」
それから俺たちはポトスから出て……
中学生が梅宮たちに頼み込んで風鈴生は真っ直ぐ中学生をみるなり[任せろ]と……。
皐月『なら俺も言わせてもらおうかな〜、俺の為にも…負けんなよ?』
遥「当たり前だろ、負ける気しねぇよ」
梅宮「うんうん、俺たちは絶対、負けない!」
ホント、こいつらと居ると心が暖かくなるな……。
まるで昔に戻ったみたいだ……。
信じてるぞ、風鈴生……。