テラーノベル
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自己満作品
ふと、仕事つに疲れた日は休暇を取ればいい。そしてまた気が乗った時に仕事を再開するばいい。…そんな事をするつもりで始めた歌い手活動。
いつしか活動に本気になってて、休暇も思うように取れなくなって、気がついたら仕事してる状態だった。
「ふわぁ、…あ、まろ!」
疲れた時にいつも助けてくれたのは俺の相棒のまろだった。事務作業に歌い手活動、様々な面で助けてくれたり意見を出してくれてりしてくれて、ずっと助けられてばかり。
「うわお前隈やば、 寝ろ」
「眠くないもん」
今、かなりしんどいけど、…でも今がんばんなきゃ、成長できない、あと1年、あと1年だから…。
「ぁれ、ッ」
なんか目の前くらくらして…
俺の相棒が限界を迎えてるのはわかっていたからこそ、常にないこの傍にいようとしてた。本当に限界の時はすぐ助けるし、もしかしたら、ないこから頼ってくれたりだなんて考えてた俺がバカだった。
目の前に顔色悪くして倒れてる相棒。とりあえず救急車に連絡して、メンバーに…
「ないこ…っ、!!」
あぁ、だめ。こういう時こそ冷静にならなくちゃ、でも好きな人が目の前で倒れてるのに…いやダメ、そんな事考えてたらもっと冷静じゃなくなるだけ。
────────────
病院に運ばれたないこを俺一人で見守る、いつ起きてもおはようって返してあげられるように。
「…まろ、?」
「…! おはよう、ないこ」
ここでも冷静に、なんて思ってたのに急に暖かくなったと思ったら大好きなないこの声が耳元で聞こえてくる。
「だいすき」
そんな声と共にまた眠りについてしまって俺は呆気にとられたまま抱きしめるだけだった。
────────────
ないこが復活して、あの日の一言が忘れられなくてずっと、頭の中でぐるぐる巡回してる。
「ないこ、好きなやつおるん?」
「え?」
恐る恐る訊いてみると、んー、なんて考えてはいるよ、って発された。俺に向けられた大好きはその好きなやつへのものだったのかななんて考えると、少しだけ胸が痛む。
「ずっとそばに居てくれて、俺がしんどい時に1番に気がついてくれる 」
「あとそいつは、高身長で黒髪の髪短めで、仕事やる時はメガネかけてて…、」
「相棒みたいなやつなんだよね」
end
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コメント
8件
青桃もいいです👍 最後の終わり方がすごくいいと思います!
まさかのそこで勘違い…… 青さんあなたしかいないんです(( 俺がしんどい時に1番に気がついてくれる……桃さん気づいてるよ、よかったね青さんと、謎保護者ポジでこの作品読ませていただきました。 素敵な投稿ありがとうございます💕
終わり方が神ってますね。好きです。