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???「今日からまたサボれる〜!」???「あんたねぇ……はぁ……」

???「オレは何となく察した」

???「雨花さん。サボらなかったんですか?」

???「それが続けば良いんだがな」


「雨花」、「橙」、「桃時」、「兎白」、「瑠璃人」はたまたま昇降口で集まり、高等部の廊下を歩いていた。


雨花「いやぁ〜授業をサボるのはわたしの専売特許だからね〜」

橙「すごく不真面目な専売特許ですね……」

桃時「何でこいつ進級できるんだろう……」

兎白「いつもの事だな」

瑠璃人「兎白さんは雨花に甘いっすね〜」


五人が歩いていると……


ドン


雨花「あっ危ない」


雨花がぶつかってきた者の抱えた。


雨花「あなた……もしかして……座敷わらし?」

「…………え?」


ぶつかってきたのは、座敷わらしだった。


桃時「何で座敷わらしが高等部に?小等部か幼等部にいるはずでしょ?」

橙「高等部に何か御用ですか?」

「そ、その……」


「「助けて」」


橙・桃時・兎白・瑠璃人「え?」

雨花「……詳しく聴いても良い?」

「その……今私の小等部には、妖怪を暴れさせて、人を傷つけて罪を着せて小等部から追い出したところを捕まえて誘拐する人がいるの。今大変なことになってて、妖怪が暴れてるの。時を止められる妖怪もいるから今小等部には時空が凍結状態。だから外部からも助けが来ない。……私は何とか逃げれてたんだけど……」

雨花「……そっか。座敷わらしちゃん」

「ん?」

雨花「…………」


「「あなたは悪くない」」


「!」

橙「?」

桃時「とにかく急いで雫さんに伝えに行かなきゃ……!」

兎白「でも伝えたらますます小等部の妖怪たち、そして人間の子たちが危険にさらされるんじゃないか?少しでも教師が動いたら……」

瑠璃人「やり方が遠回しですもんね……」

雨花「わたしたちで行くしかないよ」

橙「……そうですね。その通りかもしれません」

桃時「じゃあサッサっと行きましょ」


雨花たちは、小等部に闘いに行くことになった。


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雨花「ここだね」

兎白「懐かしいな」

桃時「そうね」

瑠璃人「オレたちは中等部からだから行ったことねぇな」

橙「そうですね」


ドッゴォォォォン!!!!


雨花・橙・桃時・兎白・瑠璃人「!」

雨花「今の音……間違いなく妖怪の仕業だね」

橙「早く中に入りましょう」


雨花たちは校舎の中に入っていった。


ドッカァァァァン!!!!ガッシャッン!!!!


桃時「これは……蛇?」

兎白「あれは七歩蛇(しちほだ)だな」

瑠璃人「七歩蛇?」

兎白「蛇の妖怪で四本の腕を持ち、噛まれると七歩歩く間に死んでしまうと言われていることから「七歩蛇」って言われてる。でもあんなに大きいなんて……」

雨花「何かしらの薬か術を使われて、巨大化したんだろうね」


雨花たちが七歩蛇を観察していると……


「あぁら?あなたたち。何でここに高校生がいるのかしら?」

雨花・橙・桃時・兎白・瑠璃人「!」


目の前に現れたのは、見た目はスレンダーな男の姿をしたおかま口調の男性だった。


雨花「……あなたが妖怪にこんなことを?」

「そうよん?あちしはね?妖怪が好きなの。だから本来あるべき姿に返してあげるのよ?これが妖怪の本来の姿。それをあなたたちが穢したの。見てみなさい。この美しい姿ァァッ!!」

橙「人や妖怪を傷つけたと七歩蛇さんが知ったら果てしなく後悔すると想いますけど、本来あるべき姿がどんな姿なのか。それは自分で決めることです。あなたが決めることじゃない」

「……あなたたち、生徒会ね。もしかしたら座敷わらしが教えたのかしら?せっかく他の妖怪たちに薬を飲ませるために逃がしてあげたのに……裏切ったのね。あちしショック」

雨花「…………あの子。震えてた。怯えてた。わたしね。正義感なんて絶対持とうとも想わないけど、自分に罪があると自覚して、後悔し続けて、抉られるように自責が止まらなくなって罪を持ったまま死んでいくしかないと感じると、心は……」


「「壊れちゃうんだよ」」


雨花「わたしはあの子に罪があるとは想わない。でもあの子はきっと思ってる。自分だけ逃げてみんなを裏切ったと思ってる。そんな果てしない絶望をあなたは感じさせた。わたしはあんな小さい子に絶望を与えたような人……そういう人はわたしは……」


「「嫌いにはなれないけど好きにもなれないです」」


雨花は「何も映っていない目」で淡々と言った。


「ふぅ〜ん。あなたが「黒い彼岸花」でしょ?」

雨花「…………」

「七歩蛇ちゃん?黒い彼岸花ちゃんはあちしのコレクションにするから生け捕りにしてね?あとはよろしく〜」


七歩蛇は雨花たちを襲ってきた。


橙「ま、まずいです!!」

雨花「一旦退却!!」

桃時「分かったわ!!」

兎白「あぁ!」

瑠璃人「分かったぜ!」


雨花たちは校舎の中に駆け回る。


橙「どこかに隠れましょう!」

雨花「うん!……ここに隠れよう!」


雨花たちは教室の中に入った。


桃時「ふぅ……何とかなったわね」

瑠璃人「で?どうすんだよ!応援も来ねぇし……」

雨花「まずは、解毒薬をあいつから取らないと。他の妖怪たちは今はあまり暴れてないからまずは、あの七歩蛇に解毒薬を飲ませて、落ち着いたところで他の妖怪たちにも解毒薬を飲ませる。あいつが持ってなかったら、ここから出て、雫さんに報告するしかないけど……」

橙「それは一番避けたい選択ですね」

兎白「そうなったら妖怪たちは誘拐されるかもしれないからな」

瑠璃人「どうすんだよ……」

雨花「とりあえず作戦を考えよう」

桃時「そうね」

橙「作戦ですか……」

雨花「そうだな……まずはあの七歩蛇を取り抑える必要がある。あの四本の腕を抑えて、一つの場所に固定する。問題はあのおかま野郎をどうするか。……桃時ちゃん」

桃時「ん?何よ」

雨花「桃時ちゃんにおかま野郎から解毒薬を取ってきてくれない?」

橙・兎白・瑠璃人「えぇぇぇぇ!?」

桃時「何でアタシが……?」

雨花「力が必要なのは妖怪を抑える方。おかま野郎は痩せてる体つきだし、桃時ちゃんでも投げ飛ばしたり締められたりできると想う。」

桃時「……分かった。やる。」

兎白「本当に大丈夫か?」

桃時「確かにアタシがやるしかない。あのおかま野郎をぶん殴ってぶっ飛ばしてやるわ」

雨花「ありがとう」

橙「じゃあ行きましょう」

瑠璃人「あぁ!任せたぞ!桃時!」


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「あら。出てきたのねぇ?降参かしら?」

雨花「まさか。闘うよ。あの子を悪者にしたくないからね」

「本当に子供想いなのねぇ?おかしな子」

橙「皆さん行きますよ!!」


すると、兎白が飛び出し、七歩蛇の顎を蹴り飛ばした。


兎白「今だ!瑠璃人!」

瑠璃人「はぁぁぁっ!おんどりゃあ!!」


瑠璃人は七歩蛇の頭に想いっきり椅子をぶつけた。


橙「兎白さん!瑠璃人さん!腕を抑えますよ!!」


橙と兎白と瑠璃人は腕を抑える。


雨花「わたしも抑えるね!」


雨花も腕を抑えた。


「そんなことして何の……」

桃時「このクソ野郎!!!!」

「ぐはっ!」

桃時「この野郎……!!!!」


桃時は男性を投げ飛ばすと、体全体を締めた。


「妖……怪はね。美しいのよ……人間……なんかに……穢されてたまる……もの……か……」

桃時「早く解毒薬をよこしなさい」

「そんなもの……ない……」

桃時「あなたみたいに一度に妖怪を誘拐することなく、操るように慎重に動く人が解毒薬を持っていないはずがない。早くよこしなさい」

「妖怪は……」

桃時「うるせぇぇぇぇな!!」


桃時は笑いながら暴言を吐く。


桃時「早くよこせっってんだろうが!!!!」

「ひ、ひぃ!」

桃時「早くよこせ!!!!」

「は、は……い」


そしてとうとう解毒薬を手に入れた。


桃時「雨花!パス!」

雨花「ありがとう!桃時ちゃん!」


雨花は急いで七歩蛇に薬を飲ませる。

そして小さくなる七歩蛇。


「?、僕は何を……」

雨花「大丈夫?」

橙「かなり強く腕を抑えてしまったのでお怪我ないですか?」

「怪我……はっ!皆さんこそ怪我ないですか?!僕何でか分からないけどすごく暴れてたような……」

雨花「わたしは大丈夫!」

瑠璃人「オレも平気だぜ!」

兎白「俺もだ」

橙「私もです」


桃時もやってきた。


桃時「アタシも大丈夫よ」

雨花「あのおかまは?」

桃時「気絶させた。あとは雫さんに任せましょ」

橙「じゃあ帰りましょうか。授業サボってしまいましたし、怒られるかもしれませんね……」

瑠璃人「雫さんに言えば何とかなるんじゃね?」

兎白「とにかく状況報告だな」


雨花たちは、高等部に帰り、雫に報告した。


雫「次からは、ちゃんと私に報告してから動きなさい。分かったね?」

雨花「…………」

橙「はい……すみません」

桃時「雫さんに報告してたらとんずらこいてたわよ……すみません」

兎白「以後気をつけます」

瑠璃人「すんません〜」

雫「でも」


雫は雨花から順番に頭を撫でる。


雫「よくやったね。お疲れ様。君たちは偉いよ」

橙・桃時・兎白・瑠璃人「!、はい!!」

雨花「はぁ」

桃時「ちょっとあんた!雫さんに褒められたのに嬉しくないの?」

雨花「わたし雫さん好きじゃないし」

雫「ははっそうか」

橙「そういえば座敷わらしさんに「あなたは悪くない」って言ったのって、座敷わらしさんが逃げたことへの自責を落ち着きさせたかったんですよね。どうしてあの人から見逃してもらったことが分かったんですか?」

雨花「勘」

橙「ふふっ、そうですか」


雨花たちのサボった分の授業は、ちゃんと付け加えられ、事なき得た。

こうして、雨花たちは無事小等部を救出できたのであった。

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