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🖤「うん、もう傷つけないし離さない」
💚「ふふ、めめは極端なんだから」
ソファに並んで座り、お互いの思いを話し合った。
阿部ちゃんが俺に休みのことを聞かなくなったのは、もう限界だと思ったから。
他の人を優先される事じゃなく、会いたい思いを訴えても伝わらない、受け入れてもらえない辛さが限界だった。
何て伝えたらいいかわからなくなって、それなら聞くまいと思った。知らなければ辛くないから。
ふっかさんには様子がおかしいと勘付かれたから話した、辛い気持ちをわかってくれたから救われたのは事実。
💚「でも、俺が好きなのはやっぱりめめだった。だから来た」
俺は阿部ちゃんの様子がわからない休日がこんなに落ち着かないのを初めて知った。
阿部ちゃんの事を知ろうとしてなかったし、俺なりに大切にしてたつもりだったけど阿部ちゃんの求めてるものとは違うってわかった。
俺は俺だからと思ってたけど、それだけじゃダメだから俺が阿部ちゃんに寄り添えるようになりたい。
🖤「阿部ちゃん以上の存在なんて、いないから」
話し終わり、そっと抱き合う。
💚「黙っててもわからないのにね、意地張っちゃった。めめの気持ちも聞けて良かった」
🖤「俺が悪かったんだからそんなふうに言わないで」
スッキリした表情の阿部ちゃん。
大きな目に照明が映り込んで、いつも以上にキラキラ光って見える。
それがあまりに綺麗で頭で考えるより先にキスをして、あぁこれだ、と思ったら止まらなくなった。
後からすっかり冷めたケトルに気づいて2人でケラケラ笑ってお風呂に入り、ベッドでまた胸に抱く。
触れ合うつもりでいたけど、体温が気持ちよくてすぐに眠くなる。
体勢が落ち着かなかったようで少しモゾモゾしていた阿部ちゃんも、そのうち静かになった。